股関節が硬くなると、関節や筋肉が疲労を起こし、ひざや腰に痛みが生じてしまうことに...。一生元気に動くには股関節の柔軟性が大切です。今回は、医療法⼈社団輝⽣会成城リハケア病院 病院長の平泉 裕(ひらいずみ・ゆたか)先⽣に「股関節周りを強くする方法」を教えてもらいました。
【前回】ひざや腰の痛みの予防に! 股関節周りをゆるめる「股関節の前側伸ばし」と「太もも内側筋肉伸ばし」
【オススメ】朝の洗顔後に
できるだけもも上げ
左右とも10回ずつ行う
×NG
【オススメ】昼食後に
脚を左右に大きく振り子
左右10往復ずつ
手は中殿筋に
中殿筋は、お尻の側面の上の方にある筋肉。脚を振ると硬くなるのを確認して。
【オススメ】テレビCM中に
脚を後ろにぐーんと上げる
左右10回ずつ
「できるだけもも上げ」は、腸腰筋を重点的に強化。
中殿筋を鍛える「脚を左右に大きく振り子」と、大殿筋を鍛える「脚を後ろにぐーんと上げる」を合わせることで、股関節周りの筋肉をバランスよく強化できます。
「中殿筋や大殿筋は、加齢で弱くなりやすい筋力。これらが衰えると、体のバランスをとりにくくなったり、立ったり座ったりする動作が困難に。歩行能力もアップするので、ぜひ行ってください」(平泉先生)
取材・文/オフィス・エム(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 イラスト/秋葉あきこ モデル/飯塚園子(SPLASH)