股関節が硬くなると、関節や筋肉が疲労を起こし、ひざや腰に痛みが生じてしまうことに...。一生元気に動くには股関節の柔軟性が大切です。今回は、医療法⼈社団輝⽣会成城リハケア病院 病院長の平泉 裕（ひらいずみ・ゆたか）先⽣に「ひざや腰の痛み予防になるアキレス腱伸ばし」を教えてもらいました。
【前回】衰えると立ったり座ったりも困難に...1日各10回、股関節周りの筋肉をバランスよく強化する運動
ウォーキングやハイキングを楽しむには、普段からアキレス腱を伸ばしておくことが大切だと平泉先生。
「アキレス腱は、急に体を動かしたときに痛めやすい部位。座っている時間が長いと、筋肉や腱の柔軟性が失われてしまい、急に動くことで大きな負荷がかかるからです。普段からアキレス腱のストレッチをしておくとトラブルを予防できます」。
階段や段差を見つけたとき、歩き出す前など、気付いたときに行いましょう。
ひざや腰の痛み予防に、 "基本のほぐし"
アキレス腱伸ばし
【オススメ】階段で
10回繰り返す
【オススメ】座っているとき
10回繰り返す
×NG
【オススメ】ウォーキングの前に
反動なしのアキレス腱ストレッチ
30秒キープ×左右3回ずつ
（1）脚を前後に開く
（2）前に出した脚に少しずつ重心をのせていく
（3）気持ちよく伸びているのを意識しながら、30秒キープ
取材・文／オフィス・エム（寳田真由美） 撮影／西山輝彦 イラスト／秋葉あきこ モデル／飯塚園子（SPLASH）
