「いくつになっても自分の足で歩きたい」のは全ての人の望み。正しい歩き方を身につけて、好きな場所に出かけたり、趣味を楽しんだり、自分らしい日々を過ごしましょう。一宮西病院整形外科部長・人工関節センター長の巽 一郎(たつみ・いちろう)先生に、「正しい立ち方」を教えてもらいました。
【前回】「正しい歩き方」セルフチェック。一生歩ける足になるには、太ももの力と重心が肝心
壁を使って姿勢を確認することで、正しい姿勢で歩き出すことができます。
背伸びをすることで、体を支えている腹筋と骨盤底筋群も強化できます。おうちなどで壁が目に留まるたびに行いましょう。
タイプ別 全身に効く歩き方
【全員やる】まずは正しい立ち方
1.肩甲骨とお尻、かかとを壁につける
足はこぶし1個分開ける
肩は壁につけない
壁につけるのは「肩甲骨」。誤って肩をつけないよう注意しましょう。
2.5秒、かかとを上げ、背伸びをする
3.すとんと足全体に着地する。これが正しい立ち方
正しい立ち方が身につく!
頭は前に出ない
頭が前に出ると、猫背になり骨盤が後傾します。
取材・文/オフィス・エム(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 イラスト/織田美涼 モデル/川島佐和子(SPLASH)