進行すると、さまざまな合併症を引き起こす糖尿病。そこで、糖尿病の発症や進行を防ぐ健康術を、10人の名医が指南。食事、運動など、すぐにマネできるものばかりです! 今回はふくだ内科クリニック院長の福田正博(ふくだ・まさひろ)先生に「ゆっくり1、2、3体操」について伺いました。
【前回】無症状でも油断しないで! 糖尿病にならない体づくりに「食後の運動」がいい理由/糖尿病を防ぐ生活習慣
【最初から読む】血糖値を上げない工夫を! 名医が教える「糖尿病」を寄せ付けない最強の6ルール
食後のゆっくり
1、2、3体操
1.ゆっくりかかと上げ
足を肩幅に開いて立ち、かかとをできるだけゆっくり上げて、つま先立ちになる。そのままゆっくりとかかとを下ろす。
上げる
できるだけかかとを上げて、つま先立ちになります。
下ろす
かかとを下ろすときは、重力に抗うつもりでゆっくりと。
2.ゆっくり太もも上げ
足はこぶし一つ分あけて開き、できるだけゆっくりと、片側の太ももを持ち上げる。足をゆっくり下ろし、反対側も同様に行う。
鍛えているのは上半身と下半身をつなぐ腸腰筋。背中が反らないように注意を。
3.ゆっくり、かるゆるスクワット
いすの前に、足を開いて立つ。つま先は少し開いた状態に。手は机や壁についておく。
できるだけゆっくりと重心を落とす。限界まで腰を下ろしたら、元の姿勢に戻り、繰り返す。お尻はいすにつかない。
最初は、いすにお尻をついてもかまいません。無理をせずに行いましょう。
ひざを曲げるときは、つま先とひざの方向が同じになるようにイメージを。
食事の後すぐに1~3を3回繰り返しましょう