多くの人が悩まされる腰痛。その原因は激しいスポーツや加齢、生活習慣などさまざまですが、共通するのは「姿勢の異常」なんだとか。今回は清水整形外科クリニック 院長の清水伸一(しみず・しんいち)先生に、猫背を正す「バンザイおじぎ体操」を教えていただきました。
バンザイおじぎ体操
5~10回を1日3セット行いましょう
①両足を肩幅に開いて立ち、鼻から息を吸いながら、両腕を耳のあたりまでゆっくりと上げていきます。勢いをつけず、腰が反り過ぎないように注意。
②口から息を吐きながら、両腕をゆっくりと下ろす。背中と腰は丸めます。
【難しい人は】
立って行うのがつらい人は、いすに腰かけて行いましょう。両腕を上げるときは腰が反り過ぎないように注意を。両腕を下ろしたら、背中と腰を丸めリラックス。
【POINT】体の奥の筋肉を意識
猫背を正すには、体の深層部にある"インナーユニット"と呼ばれる筋肉をつけることが大切。具体的には、上の4つ。背骨や内臓を正しい位置に保つサポートをしてくれます。
取材・文/寳田真由美 撮影/西山輝彦 イラスト/ノグチユミコ モデル/戸塚わか