実は、ひざの痛みは、下肢の筋肉を鍛え直すことで十分に予防や改善ができます。一生自分の足でスタスタ歩くために、ひざを守るためのトレーニングを始めましょう。戸田リウマチ科クリニック院長・医学博士の戸田佳孝(とだ・よしたか)先生に、脚を上げて外ももを強化する体操を教えていただきました。
【階段を下りるとき痛い人】脚を斜め後ろに上げて、外ももの力をアップ!
階段を下りるときにひざが痛むのは、体の横揺れが大きくなるから。
これを防ぐためには、脚を開くときに働く外転筋(外ももの筋肉)の強化が必要です。
まずは1日に15回から始め、徐々に数を増やすと効果的です。
外ももの筋力強化! 脚上げ体操
まずは15回。2週間で30回まで増やす
①脚を斜め後ろへ
片方の手を壁につき、反対側の脚を斜め後ろに引きます。
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②1秒間止める
引いた足をそのまま後ろに上げ、1秒間止めます。逆側も同様に。外ももに負荷がかかっていることを意識
取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/木下大造 イラスト/かざまりさ