実は、ひざの痛みは、下肢の筋肉を鍛え直すことで十分に予防や改善ができます。一生自分の足でスタスタ歩くために、ひざを守るためのトレーニングを始めましょう。戸田リウマチ科クリニック院長・医学博士の戸田佳孝(とだ・よしたか)先生に、ひざを伸ばして内ももを強化する体操を教えていただきました。
【歩くとひざが痛い人】股関節を動かして、らくに歩けるひざに
歩いているときにひざが痛むのは、ひざが横揺れするせいです。
ペッパー警部風スクワットで股関節を開く運動を続けることで、歩行中のひざの横揺れを改善。
通常のスクワットと違い、ひざに負担をかけずに行えます。
壁もたれペッパー警部風スクワット
1回5セット×1日3回
① 両足を前に出す
手を広げて壁にもたれ、両足のかかとをつけてひざより前に出します。ひざは軽く曲げてOK 。
横から見るとこのような感じ。ひざはつま先より前に出ないようにしてください。
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② 股関節を開いて5秒!
ひざを60度曲げた状態から、かかとをつけたまま股関節を開いて5秒間保ちます。
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③ 元に戻る
股関節を閉じてひざを伸ばし、体を元に戻します。
取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/木下大造 イラスト/かざまりさ