糖質制限をしても痩せられない、同年代の他の人に比べてシミやシワが多い...もしかしたら、自分の「遺伝子」に合ったやり方をしていないからかもしれません。そこで、これまで約3000人の遺伝子カウンセリングをしてきた植前和之さんの著書『自分の遺伝子がわかる本』(アスコム)より、簡単なチェックでわかる自分の遺伝子に合うダイエットや健康法についてご紹介します。
遺伝子のせいでシミやしわが増える
どうして私にはシミやしわが多いの?
他の人と比べると肌のハリも負けているような気がする。
最近は胃の調子も悪いし、風邪をひきやすくなった気がする。
疲れも抜けないし、なかなかやる気も起きない......。
やっぱり年のせいかな、と思っているあなた。
まわりを見渡してみてください。
同じ年齢でも若々しく、ハツラツとしている人もいますよね。
この違いはいったい何なのでしょうか?それがカンタンにわかるのが、あなたの「年寄り遺伝子」。
年寄り遺伝子は、体の老化を促進させる活性酸素を余計につくらないような働きを指示する遺伝子です。
活性酸素は体内に侵入してくるウイルスや病原菌などを撃退してくれる、私たちにとっては頼もしい味方です。
ところが、増え過ぎると一転、健康な細胞を攻撃する悪者に変貌するという側面があります。
この攻撃を食い止めるのが抗酸化能力。
誰にでも備わっている能力なのですが、残念ながらピークは20代。
加齢とともに徐々に衰えてきます。
しかも、もともとの能力が人によって異なります。
それが、同じような生活をしていても、同年齢より老けて見られる一因でもあるのです。
年寄り遺伝子の指示はタイプによって異なります。
A 老化しにくい遺伝子...活性酸素を増やすな
B 老化しやすい遺伝子...指示なし
2つの遺伝子の割合は、約4対6。
5人に3人は、老化しやすい人なのです。
抗酸化能力を高める努力をしない生活を続けていると、年齢を重ねれば重ねるほど、老化しにくい人より、どんどん老けて見られるようになります。
それは外見だけでなく、体の中の老化においても差が出てくるようになるのです。
【Check!】あなたがどんな年寄り遺伝子を持っているかがわかる
① シミやしわができやすい
② 化粧品を変えると肌が荒れる
③ 年齢より老けて見られることが多い
④ 同年代より白髪が多い
⑤ 同年代の人より近くのものが見えづらくなったのが早かった
※1つでも当てはまる人はBタイプ、1つも当てはまらない人はA タイプ
【A】老化しにくい遺伝子
酸化に対する抵抗力が強いので、老化現象が遅くなる...39%
・酸化に対する抵抗力が強い
・年齢より若く見られる
・どんなタイプの化粧品でも肌が荒れない
・同年代と比べると白髪が少ない
【B】老化しやすい遺伝子
酸化に対する抵抗力が弱いので、老化現象が早くなる...61%
・酸化に対する抵抗力が弱い
・年齢より老けて見られる
・シミやしわができやすい
・化粧品を変えると肌が荒れる
・同年代と比べると白髪が多い
上記数字は、日本人の何%が該当する遺伝子を持っているかを示しています。
植前和之さんの日本人約3000人の遺伝子カウンセリングに基づく数値です。
最適な健康法が見つかる『自分の遺伝子がわかる本』記事リストはこちら!
6章にわたって「糖質制限遺伝子」や「デブ遺伝子」など、ダイエットや健康にまつわる6つの遺伝子の特性をとにかくわかりやすく解説してくれます!