血流の悪化や筋肉の緊張で引き起こされるつらい肩こりや腰痛。実は猫背と自律神経の乱れが原因だそうです。今回は医学博士である松平 浩(まつだいら・こう)先生に辛い肩こりをほぐす体操を教えていただきました。
肩甲骨周りのストレッチ「腕を揺らしてほぐす体操」
伸縮性のある長めのタオルやマフラーなどを使い、両腕を後ろに回して肩甲骨の動きを良くします。
用意するもの
・タオル
・マフラー
・縄跳び など
行う目安
・4の動作×各6~8回
①タオルを持つ
両手でタオルを肩幅よりも広めに持ち、両腕を曲げてゆったりと立ちます。
②タオルを上に上げる
タオルを持ったまま両腕を伸ばし、ゆっくりと頭の上に持ち上げます。タオルはピ~ンと伸ばします。
③後ろに回す
そのまま呼吸を止めずに両腕をゆっくりと後ろに回します。タオルを強く引っ張らないように。
④腕を上下に揺らす
肩のあたりまで両腕を下ろし、腕を上下に揺らします。揺らし方は無理なく動かせる範囲で行います。
体操する前に行って!【基本形】肩ほぐし
肩こり体操を始める前に行う基本の体操。
全身がほぐれるので、体が動きやすくなります。
行う目安 :体操の前に準備運動として数回行う
① 肩を上げる(※無理をせずに肩が上がるところまで)
鼻から大きく息を吸いながら両肩を上に上げます。このとき腕に力が入らないようにしましょう。
② 肩を下ろす
息を吐きながら上に上げた両肩をストンと下ろし、体の力も同時に抜くようにします。
取材・文/松澤ゆかり 撮影/西山輝彦 モデル/永谷佳奈