液体窒素やレーザーで治療できます「いぼ」の治療方法

年を重ねるうちに顔や首などにいぼができて、気付いたときにはずらり並ぶようなことも起こります。シミだった皮膚が黒く盛り上がっていぼになってしまうことも。 いぼは放置して良いもの? 今回は新宿南口皮膚科院長の乃木田俊辰先生に「いぼ」の治療方法について教えてもらいました。

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脂漏性角化症は、老化と紫外線によって表皮の角化細胞に異常が生じ、ウイルス性のいぼは表皮のバリア機能低下によって生じます。

皮膚をひっかいたりするとバリア機能が壊れ、ウイルスが侵入していぼを作るのです。

手足のザラザラとしたいぼはヒトパピローマウイルスによる尋常性疣贅。

ヒトパピローマウイルスは、子宮頸がんの原因としても知られ、そのウイルスの仲間がいぼを作るのです。

「種類にもよりますが、放置しているとどんどん増えてしまういぼもあるので注意しましょう。 保険適用の治療もありますので治療を受けるのも一案です」

脂漏性角化症の治療では、「液体窒素凍結療法」が保険適用になっています。

綿棒に超低温の液体窒素をつけていぼを凍らせ、壊死させる治療法です。

1〜2週間の治療でいぼはなくなりますが、周りの皮膚にも影響が及びやすいため、炎症後色素沈着というシミが生じることがあります。

一方、自費診療扱いですが、有効な治療として実施されているのが炭酸ガスレーザーと電気メス。

いぼだけを炭酸ガスレーザーと電気メスで焼き取り、痛みはなく2週間程度の治療でいぼがなくなります。

「肌のトラブルは見た目にも気になることが多く、皮膚がんなどの怖い病気もあるので、かかりつけの皮膚科医を持っていると相談しやすいと思います。治療についても、かかりつけ医からメリット・デメリットをよく聞くようにしましょう」

悩まずに病院で適切な治療を


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保険適用で施術は短時間「液体窒素凍結療法」

液体窒素を含ませた綿棒をいぼに当てて、冷凍凝固していぼを壊死させる治療法で保険適用です。

正常な肌に液体窒素が触れると、炎症後色素沈着を起こすことも。

目安は800円〜(別途、初診料、再診料がかかります)。

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患部周囲を傷めない 「炭酸ガスレーザーと電気メス」

いぼをピンポイントで除去する方法として電気メスのように使用されるのが、炭酸ガスレーザーです。

治療後は紫外線を避けて2週間程度でいぼはきれいになります。

自費扱い。目安は1個3000円〜(大きさにより異なる)。

さまざまな治療が。自分で選択可能です

比較的大きなイボは日帰り手術が適用になり自費診療扱いです。

また、塗り薬はあまり効果がないといわれています。

飲み薬もしかりです。

脂漏性角化症の治療は、保険適用の液体窒素凍結療法、自費扱いの炭酸ガスレーザー、電気メスの3本柱です。

自分のいぼの状 態にどの治療が適しているか、主治医とよく相談して治療の選択を行うようにしましょう。

達人のツボ①「レーザートレラー徴候」とは?

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背中などに数カ月のうちに脂漏性角化症が急速に広がり、かつ皮膚のかゆみを伴うもので、胃がんなどの内臓のがんの合併率が高い症状。

胃がん、肝臓がん、大腸がん、膵臓がんといった消化器系のがんで見られることが多い。

写真は背中一面に多発している脂漏性角化症。

達人のツボ②「ターンオーバー」は大事です!

表皮では新しい角質が作られて、古い角質が排出されるターンオーバーが繰り返され、新陳代謝によって肌のキメやバリア機能を保っています。

ターンオーバーの周期は20代で約28日、60代以上は約90日といわれています。

美肌にとって欠かせない機能です。

いつの間にか数多くできてる!特集『顔、首の「いぼ」は予防できる』その他の記事はこちら

 

新宿南口皮膚科院長東京医科大学皮膚科兼任教授
乃木田俊辰(
のぎた・としたつ)先生

熊本大学医学部卒。東京大学医学部皮膚科で医学博士取得。東京女子医科大学皮膚科助教授、米国ハーバード大学医学部留学を経て、2003年新宿南口皮膚科院長。10年より現職。

この記事は『毎日が発見』2019年12月号に掲載の情報です。

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