病院に通ってもなかなか病気が治らない・・・現役医師が教えるその理由とは?

通院しても、薬を飲んでも、なかなか完治しない病気...それはもしかしたら、そもそも「西洋医学の治療」では治すことが難しいのかもしれません。そこで、中医学(中国伝統医学)を取り入れ、数多くの難病治療に当たってきた医師・岡部哲郎さんの著書『西洋医学の限界 なぜ、あなたの病気は治らないのか』から、中医学による「代替医療」という考え方について、連載形式で紹介します。

pixta_37355607_S.jpg

西洋医学を凌駕した医療

医療はサイエンスであり、サイエンスは再現可能なもの。

誰がやっても同じことができなければなりません。

逆に言うと、誰もが同じことをできれば、その医療は紛うことなきサイエンスであり、本物ということです。

私は先生に教えを乞い、それに加えて中国から書物を取り寄せて独学で中医学を勉強し、自分の患者さんにも漢方薬を処方するようにしてみました。

ひとこと、よく効きました。

とくに、認知症の患者さんへの効果はてきめんでした。

記憶力、理解力、論理的思考力が改善され、以前よりもみんな頭がシャープになるのです。

徘徊が止まった方もいれば、最初の受診時に受付で満足に受け答えすらできなかった方が、数週間後、私に対して「先生、今日は顔色がいいね」という言葉を口にしたこともありました。

これ以外にも、西洋医学の常識では考えられない、奇跡的な現象がいくつも起こりました。

なかには、膠原病やリウマチなど、難病と言われる病気が完全に治った方もいます。

もうそこに、漢方に懐疑的だった私はいません。

中医学は西洋医学を凌駕する──そう確信しました。

医者としてのスタンスが180度変わった瞬間。

そう表現してもいいでしょう。

だから、あなたの病気は治らない

西洋医学は、対症療法の医療です。

悪くなった部分を取る、あるいは新しいもの、代用品になるものと取り換える、という外科的領域には一定の評価を与えることができるものの、薬を使った治療に関してはその限りではありません。

率直に言って、不得意分野です。

病状の進行を抑える。痛みを緩和させる。これが精一杯。

西洋医学の薬を飲んで、病気になる前の健康体に戻すことはできません。

正直、一時しのぎであり、ごまかしの道具にすぎないのです。

これに対し、中医学は「根治治療」を可能にする医療です。

漢方薬を飲むことによって病気を完全に治し、健康体を取り戻すこともできます。

しかも、最大の長所は、良くなったあとに薬を飲まなくても健康体を維持できる点。

ここが、難病を患ったら死ぬまで薬を飲み続けることを強要される西洋医学との大きな違いです。

西洋医学と中医学の両方を学んできた私だからこそ、気づけたこと、知っていることは多々あります。

両者の特徴、長所・短所は熟知しているつもりです。

そんな私が、皆さんに声を大にしてお伝えしたいことがあります。

それは......。西洋医学には限界がある、ということです。

こと病気を治すという点においては、中医学にはるかに後れを取っています。

それは間違いありません。

しかし、この事実を知ってもなお、頭痛がしたら痛み止めを飲み、血圧が上がったら降圧剤を服用し、冬場が近づいたらインフルエンザワクチンを打つことをやめない方が、大勢いるのでしょう。

だから、あなたの病気は治らないのです。

078-seiyoigaku-syoei.jpg医師が病気を治せない15の理由や中医学に頼るべき8つの病気など、西洋医学と中医学の違いが徹底解説されています

 

岡部哲郎(おかべ・てつろう)

1948年、群馬県生まれ。医師。東京大学大学院医学部客員研究員。「岡部漢方内科」院長。東京大学医学部に入学し、同大病院にて当時最先端の抗がん剤研究・開発に約20年間携わる。一定の成果が出たところで、漢方医・林天定一門に師事。現在は西洋医学をベースに中国伝統医学による自由診療を行い、根治不可能な難病の治療にあたる。

shoei.jpg

『西洋医学の限界 なぜ、あなたの病気は治らないのか』

(岡部哲郎/アスコム)

「緑内障」は完治可能、「Ⅱ型糖尿病」はコントロールできる――西洋医学では困難な治療でも、中医学なら実現できる可能性があります。現代西洋医学の抱えている問題とともに、中医学の考え方、漢方薬での治療例がまとめられた、難病克服を目指す人への新しい処方箋です。

※この記事は『西洋医学の限界 なぜ、あなたの病気は治らないのか』(岡部哲郎/アスコム)からの抜粋です。

この記事に関連する「健康」のキーワード

PAGE TOP