脳年齢を若返らせる!「最新脳トレプログラム」をやってみました

年齢を重ねると誰でも、人の名前が思い出せなくなったり、もの覚えが悪くなったりします。こうした「もの忘れ」は加齢によるもので、心配することはありません。最近は「もの忘れ」を予防する脳のトレーニングにも注目が集まっています。今回は、脳トレ第一人者で、(株)NeU 取締役CTO、東北大学加齢医学研究所 所長の川島隆太先生が開発した、最新の"脳トレ"で脳を鍛えるべく、読者モニターの3名が体験しました。

小型機器とアプリで脳を計りながら鍛える!

脳の活動を計測しつつ自分に合った脳トレができる「脳トレプログラム アクティブブレインクラブ」。

今回は3名の読者モニターの方々が1カ月間、最新の脳トレ体験に挑戦しました。

「脳の前頭前野が活性化していると、スマホやタブレットの画面が赤色に、低下すると青色になります。画面が赤くなるのを目指して遊んでもらうと脳のトレーニングになります。できるだけ速く行うこと、毎日続けることを心がけてください」と、川島隆太博士。
挑戦した3名は、いずれも1カ月で脳年齢の若返りに成功。効果的に脳を鍛えたい方は、一度試してみてはいかがでしょう。

川島隆太博士に聞きました
脳トレプログラム「アクティブブレインクラブ」の疑問にお答え!

いままでの脳トレとどこが違うのでしょう?

これまでの脳トレと大きく違うのは、脳活動を計りながら鍛える脳トレだということです。

トレーニングをする際、額につけたセンサーが脳の活動状態を正確に検知し、適切な負荷をかけて脳が活性化するよう働きかけます。

トレーニングはどのぐらいやったらいいですか?

週に1〜2回、気が向いたときに行うだけでは効果がでません。

週3日以上、できれば毎日行ってください。

といっても、1日10分程度。長く多くやればいい、というものではありません。

時間帯はいつでもかまいません。

続けることでどんな効果が期待できますか?

トレーニングを続けていくと、「仕事や家事が効率よくできる」「もの忘れや思い出せないことが減る」「怒りやイライラをがまんできる」「普段の生活で強いストレスを感じにくくなる」など、さまざまな効果を期待できます。

センサーを使うことで、体に害はないのでしょうか?

使用する超小型脳活動センサーは、微弱な近赤外光を用いて脳の血流量の変化を計測し、脳の活動状態を可視化するものです。

近赤外光は、太陽光にも含まれる光の波長で、ATMの静脈認証装置などにも使われる安全なものです。

●体験したのは
脳トレプログラムアクティブブレインクラブ

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超小型脳活動センサーで脳の状態を計りながら、自分に合った脳トレができる最新の脳トレサービス。
●実施期間:30日間
●やり方:1日1回、10分間脳トレを行う

まずは専用アプリをダウンロードしてインストール

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手持ちのスマートフォンやタブレットに、専用のアプリケーションを入れます。

超小型脳活動センサーを頭につけて準備OK!

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脳トレは、「記憶力」「頭の回転速度」「その他(予測力など)」の3種類。脳を計りながらレベルを調整するので、脳が活性化した状態を維持しながら、より効果的なトレーニングができます。

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頭の回転速度

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記憶力

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脳の活動状態が色で確認できる!

脳年齢を若返らせる!「最新脳トレプログラム」をやってみました 1911p063_08.jpg脳活動が高まると、画面の色が変化。脳がどのぐらい活動しているのかが分かり、やる気もアップします。
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脳年齢チェックも毎月できる!

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毎月1回行う「脳年齢チェック」では、計算課題の点数から、脳年齢の目安を表示。脳の健康維持に役立ちます。

●1カ月の〝最新脳トレ〝による脳の活性化や変化は?

(グラフの見方)
最新の平均(赤い線) 前回の平均(オレンジの線) 前々回までの平均(緑の線)
※赤字(注意力、集中力など)は前回よりも上がった項目です

脳年齢を若返らせる!「最新脳トレプログラム」をやってみました 1911p063_03.jpgどう変化したの?

「最初はなかなかうまくできませんでしたが、だんだん慣れてできるようになりました。もの忘れや思い出せないことが減ったように感じます」

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どう変化したの?

「日によって画面が赤くなったり、変わらなかったりして、自分の脳の活動状態を意識するように。徐々にレベルが上がるのが面白かったです」

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「普段ゲームをやらないので、操作が少し難しかったですがなんとか慣れました。以前より、新しいことへの理解が面倒ではないと思える気がします」


取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/西山輝彦

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<教えてくれた人>

川島隆太(かわしま・りゅうた)博士

(株)NeU 取締役CTO、東北大学加齢医学研究所 所長。東北大学大学院医学研究科修了、スウェーデン王国カロリンスカ研究所、東北大学加齢医学研究所助手、講師、教授を経て同研究所所長。『認知症の脳もよみがえる頭の体操』(アチーブメント出版株式会社)など著書多数。

この記事は『毎日が発見』2019年11月号に掲載の情報です。

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