中医学の「証」が簡単にわかる! 名医が教える「あなたの体調」セルフチェック

冷え性や生理不順、むくみに便秘...「自分の体質だから」とあきらめていませんか? その悩み、毎日の食事などを少し意識すれば解決するかもしれません。ヒントとなるのは中医学(中国伝統医学)のセルフケア。そこで、東洋と西洋の医学に精通した医学博士・関隆志さんの初著書『名医が教える 東洋食薬でゆったり健康法』(すばる舎)から、中医学をベースにした「不調を治す食事&運動の考え方」を連載形式でお届けします。

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セルフチェックで、いまの「証」を診断してみよう

食薬(中医学の伝統的食事療法に基づいた体質に合わせた食材選び)の考え方に沿って献立を組むときには、そのときそのときの自分の「証」、つまりは、その時点での「ボディバランス」をみずから把握することが必要です。

本当は、中医学の心得がある医師などに診てもらうのが理想ですが、それでは日常生活にとり入れることができません。そこで、ここではより簡易的に証のセルフチェックができるチェックシートを紹介します。

下の「チェックシート」で導き出した数字を、次にある「ボディバランスチャート」に記入し、点と点をつないで8角形をつくります。

【チェック方法】
チェック項目で該当する設問の横列にある数字すべてに○をつけます。チェック後、縦列ごとに○をつけた数字の合計値を出し、右のチャートに記入します。

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8角形の中でもっとも飛び出しているところが、そのときの「証」、つまり体質や体調のタイプになります。

また、「証」はひとつだけとは限らず、下に示した「チャート1」のように複数あるケースも多く見られます。

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なお、「チャート2」のように8タイプの点数が少なく、描かれた8角形が正8角形に近い形になっていると、非常に健康的な状態と言えます。ただ、なかなかそうはなりません。

逆に「チャート1」のように、描かれた8角形の形が大きく崩れていると、なんらかの不調が出ている状態だと言えます。

ちなみにこの例では、水分(津)と気が不足しているため、「気虚」かつ「陰虚」というふたつのタイプ(証)が見て取れる、というわけです。

ボディバランスは、気候や体調、心理状態、飲食物、環境など、さまざまなことで日々変化します。月に1回程度はセルフチェックし、そのときどきの「証」に合わせた食事をとるように心がけましょう。

いつもの食事が"くすり"になる『東洋食薬でゆったり健康法』記事リストはこちら!

057-syoei-touyoushokuraku.jpg理論よりも実践がメイン。4章にわたって体質・体調に合わせたレシピやツボを刺激するエクササイズが写真付きで紹介されています

 

関 隆志(せき・たかし)

医学博士。WHO Temporary アドバイザー。内科医、日本東洋医学会認定医。東洋食薬ライセンス 理事長ほか。東北大学医学部医学科卒業後、東北中医クリニック院長、東北大学医学部附属病院 老年・呼吸器内科医員、東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター サイクロトロン核医学研究部研究教授を経て現職。

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『名医が教える 東洋食薬でゆったり健康法』

(関 隆志/すばる舎)

年齢を重ねると増えていく体の悩みが、みるみる改善! 8つのタイプと症状から、あなたの「証(体の状態)」と体の整え方がわかります。難しい言葉もわかりやすく解説された、誰でもできる不調を治す食べ方&体の動かし方のコツが詰まった東洋医学セルフケアの入門書。

※この記事は『名医が教える 東洋食薬でゆったり健康法』(関隆志/すばる舎)からの抜粋です。

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