くしゃみをしたときに尿漏れ――。多くの女性を悩ませる排尿トラブルは、原因を知って対策を立てれば改善・予防ができます。薄着の季節も安心して過ごせるように、LUNA骨盤底トータルサホ゜ートクリニック院長の中村綾子先生にお聞きしました。今回は「尿漏れ」を悪化させる恐れのある生活習慣についてご紹介します。
健康のために通うジムでのトレーニングが悪化の原因かも!?
健康のためにジムなどに通って腹筋に力を入れた途端に尿漏れ。筋トレでは腹圧が骨盤底筋にかかりやすく、骨盤底筋が緩んで尿漏れを起こしやすいのです。ジム通いから日常生活の尿漏れがひどくなったケースもあるのでご用心。まずは骨盤底筋体操で骨盤底筋を鍛えましょう。
ガーデニングや庭仕事をするときの「しゃがむ」動作は要注意
ガーデニングなどでしゃがみながら作業をすると、しゃがんだときに腹圧が骨盤底筋にかかり、骨盤底筋の緩みにつながります。しゃがんだ状態を続けるのはよくありません。庭仕事は小さないすに座りながら行うなど、腹圧をなるべくかけないような姿勢で。難しいときには矯正ショーツを活用するのも一考です。
熱中症予防に必要なエアコン。冷やし過ぎはNGです
真夏に気温が急激に上がると、熱中症予防のために普段はエアコンが苦手な人も使用しますね。長時間冷えた室内にいると、体が冷え過ぎて過活動膀胱になり、頻尿や尿漏れを起こしやすくなります。エアコンの温度は冷え過ぎないように調節を。水分補給も一気にたくさん飲むのではなく、こまめな摂取を。
軽度の花粉症だからといって放置は厳禁です
くしゃみで尿漏れする腹圧性尿失禁は、何度もくしゃみを重ねると骨盤底筋が緩んで症状がひどくなります。それを助長してしまうのが花粉症。スギ花粉などに対するアレルギー性鼻炎は繰り返しのくしゃみの症状が伴いますが、症状が軽いと抗ヒスタミン薬などの薬を服用しない人もいるからです。くしゃみを抑えるためにも、花粉症は医療機関で適切な治療を受けるかとが大切といえます。
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取材・文/安達純子 イラスト/松元まり子
<教えてくれた人>
中村綾子(なかむら・りょうこ)先生
LUNA骨盤底トータルサポートクリニック院長。2007年横浜市立大学医学部卒業。みなと赤十字病院、横浜市立大学附属病院、藤沢市民病院などを経て13年LUNA骨盤底トータルサポートクリニックに非常勤勤務開始。横浜保土ヶ谷中央病院勤務を経て17年より現職。18年に女性医療クリニックLUNAネクストステージ院長就任。
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失禁対策メッシュガードルショーツ
1枚:3,800円(税込)
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後傾した骨盤の位置補整をするために、ウエストから骨盤下部に向けてパワーネットを配置。ぼうこうの圧迫軽減が期待できます。
【2】ハンモック構造になった吸水パッドが緩んだ骨盤底筋を引き上げます
吸水パッドを前後のパワーネットでつるす構造にすることでフィット感が増。しっかりと骨盤底筋を引き上げます。
【3】たっぷり45cc吸水の3層パッド
高機能の3 層パッドと せき止めテープで尿を しっかりガードします。 安心の消臭機能付き。
医師もおすすめ!
骨盤底筋は骨盤内にあるぼうこう、子宮、直腸などの臓器を支える大切な筋肉で、排尿や排便をコントロールします。尿道、膣、肛門の3つの開口部が骨盤底の1カ所に集まっているため、加齢による筋肉量の減少などで、骨盤底筋が衰え、緩んだり硬くなったりすると、尿漏れなどの原因になりやすくなります。だからといって、外出時に不快な思いをするからと、家に引きこもりがちになるのは体にも気持ちにもマイナス。便利な対策グッズを利用するのも一つの解消法です。
LUNA 骨盤底 トータルサポートクリニック 院長 中村綾子先生
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