子どもの頃から多くの人が親しんでいる「ラジオ体操」。でも、あなたが知っているその動き、実は「本気!」ではないかもしれません。そこでぜひお伝えしたいのが、大手航空会社JALで実施されている「本気!のラジオ体操」。同社では、健康管理部のトレーナー指導の下「運動効果抜群のラジオ体操第一」を社員の健康管理に活用し話題となっています。今回は『JAL健康管理部 本気の!ラジオ体操講座』(KADOKAWA)より、そのエッセンスを連載形式でご紹介します。
伸びの運動
最初に背筋をしっかり伸ばして、体操の基本姿勢をつくります。ピンポン玉を持つように手を軽く握り、息をゆっくり吸いながら腕を上げ、背筋を伸ばします。「いち、に」の「に」の音が伸びの頂点になるのがポイントです。「さん、し」の音で指先を開きながら横から腕を下ろします。
1. つま先を開いてまっすぐ立つ
両脚のかかと、ひざ、内ももをぴったりつける意識で立ちます。つま先は自然に開きます。
2. 腕を前からまっすぐ上へ
3. 手を開きながら横から下ろす
腕が肩より後ろにいかないよう意識しながら、体の真横を通して下ろしましょう。1 に戻り、2 回繰り返します。
4. 両肘とかかとを引き上げる
最後に次の体操の準備です。両腕を体の正面までクロスさせて引き上げると同時に、かかとをそろえたまま背伸びします。肘は肩の高さに。
◎座位のポイント
ももの上に置いた手を軽く握り、腕を伸ばして前から上へ。「に」の音までしっかり伸びたら前から下ろします。同じ動作をもう一度繰り返しましょう。
体操前のストレッチや正しい姿勢、さらに「本気の!ラジオ体操」の13の運動と効能が大きな写真で詳しく解説されています