ごぼう茶を飲んだことがありますか? ポリフェノールをたっぷり含んだごぼうをいって作るごぼう茶は、ノンカフェインの安心なお茶。今回は、初夏が旬の新ごぼうを使って家庭で簡単に作れるレシピを、ナグモクリニック総院長の南雲吉則先生が教えてくださいました。
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香ばしい香りと味わいが魅力
「ごぼうに含まれるポリフェノールは、脂肪やコレステロールを吸着し、体の外に排出してくれます。抗酸化作用や創傷治癒作用で、肌や血管を若返らせる効果もあります。皮をむいて、アク抜きをすると、ポリフェノールが流出してしまうので、ごぼう茶を作るときも泥をさっと洗うだけにしましょう。
また、ごぼう茶はカフェインを含まないので、どんなに飲んでも問題ありません。子どももお年寄りも病気療養中の方も、家族みんなで安心して飲めるのがごぼう茶です」と南雲先生。
ごぼう茶の香りはごぼうそのものの香ばしいもので、味はごぼうをマイルドにしたおいしさです。麦茶が麦の香り豊かなのと同じ、と想像してください。飲みやすいお茶なので、毎日続けてみましょう。
南雲先生直伝! ごぼう茶を作ってみましょう
材料
新ごぼう...100g
作り方
1 新ごぼうはささがきにして、天日で干す。
2 4、5日でカラカラになり、約18gに。
3 カラカラになったごぼうをフライパンでいって、香りを出す。
4 いったカラカラのごぼう6gを急須に入れ、熱湯300mlを注ぎ、5分ほど抽出する。
撮影/原 務 栄養計算/スタジオ食