気温差や暑さ、湿度の高さなど、何かと体力を奪われるこれからの季節。疲れた時こそしっかりとした食生活を......と思いながらも、でもあんまり食欲もないし、とついつい軽い食事で済ませてしまいがちです。
そんな時でも食べやすい、ジューシーでボリュームがあるのにさっぱりと食べられる画期的なハンバーグを発見しました。『3分クッキング』6月号の特集「ふっくら、しっとり ひき肉のおかず」に掲載されている、「なすバーグ デミグラスソース」です。
肉だねに水分を多く含むなすを加えることで、重くなりすぎず、それでいてジューシーさはアップします。また、なすには特有のポリフェノール「ナスニン」が含まれているため、老化防止や美容効果も期待できます。カリウムも豊富で熱を逃がしてくれるので、これからの季節にぴったり! 早速、実際に作ってみました!
肉だねとつけ合わせになすをダブル使い
「なすバーグ デミグラスソース」
<材料>(4人分)
なす......4個
肉だね
合びき肉......400g
玉ねぎ......1/2個(100g)
卵......1個
パン粉......1/3カップ
牛乳......大さじ2
塩......小さじ2/3
粗びき黒こしょう......少々
ソース
ウスターソース、トマトケチャップ、赤ワイン、水......各大さじ3
バター......20g
パセリのみじん切り......適量
油
<作り方>
1. なすは2個を5㎜角に切り、水に5分ほどさらして水気を絞る。残りは4つ割りにして長さを斜め半分に切る。
2. ボウルに肉だねのパン粉と牛乳を入れてしとらせ、玉ねぎはみじん切りにし、残りの材料を加えて練り混ぜる。粘りが出たら1の小角切りのなすを加えてさっと混ぜる。4等分にして空気を抜きながら小判型にまとめる。
3. フライパンに油大さじ2を熱し、残りのなすを色よく焼いてとり出す。続けて油大さじ1を足し、2を入れて両面こんがりと焼く。水1/2カップを加えてふたをし、4~5分蒸し焼きにする。
4. 器にハンバーグを盛り、焼いたなすを添える。フライパンをさっとふいてソースの材料を加え、軽く煮つめてハンバーグにかけ、パセリを散らす。
角切りなすが肉汁をキャッチしてくれるので、口に入れるとジュワっと肉汁が広がります。特別なことはしていないのに、驚くくらいプロ仕様のハンバーグが完成します。ソースもバター入りでしっかりとしているのに、不思議なくらいくどくありません。
たまたま実家に帰省していたのですが、家族にも大好評で、一週間のうちに2回も作ることに...! 胃もたれしがちな家族も、美味しくペロッと食べちゃいました♪
がっつりとした料理は胃もたれしがち、ハンバーグがふっくらジューシーに仕上がらない......などの悩みを持っている人には、ぜひとも試してほしい一品です!
調理、文=きこなび(月乃雫)