和食の弱点は「牛乳」で解決! 塩分を減らしてコクを出す方法【鎌田實医師の調理術】

和食の弱点は「牛乳」で解決! 塩分を減らしてコクを出す方法【鎌田實医師の調理術】 pixta_93714941_S.jpg

『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』 (鎌田 實/アスコム)第4回【全5回】

長野県などの地域医療に長年携わり、健康長寿の礎を築いてきた現役医師・鎌田實先生。医師生活50年の集大成となる著書『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』(アスコム)が提案するのは、無理なく続けられる「がんばらない長生き食事術」です。健康の要は、筋肉・骨・血管・脳・腸の5つ。これらを元気にするために、おいしいものを我慢する必要はありません。ちょっとした「食べ方の工夫」で、体は健やかに変わっていきます。鎌田先生が提唱するこうした習慣を地域ぐるみで実践した結果、長野県は今や全国有数の長寿県として知られるようになりました。今回はこの本から、人生100年時代、今日からの食事を楽しみながら、いつまでも若々しく過ごすためのヒントをご紹介します。

※本記事は鎌田 實(著)による書籍『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』から一部抜粋・編集しました。

塩分を減らし骨も強く「朝乳食と夜乳食」

【ここに効果的!】骨/血管/脳

日本人の塩分摂取量が多いのは、みそやしょうゆ、塩を調味料としてよく使うことが理由のひとつ。また、カルシウムも不足しがちです。

そんな日本食の欠点を補ってくれる強い味方が、じつは牛乳です。

「いつもの料理」が牛乳パワーで、おいしい減塩料理に早変わり!

牛乳を加えることで、しょうゆやだし、みそなどの塩分を減らしても「コク」や「うまみ」が引き出されておいしくなります。そのうえ、牛乳はたんぱく質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンがバランスよくとれる、準完全栄養食。

とくにぼくは、朝と夜の牛乳、略して「朝乳」と「夜乳」をすすめていますが、料理に牛乳を使うことでもクリアできます。

脳卒中や高血圧、骨粗しょう症も予防できるうえに、なにより手軽に作れるのがポイントです。たとえば......

・だしとして ... みそ汁のだしの半量を牛乳にする。卵焼きのだしを牛乳にする
・割る、のばす ... めんつゆを牛乳で割る、煮物の水を牛乳に置きかえる
・ゆでる、戻す ... 野菜を牛乳でゆでる、切り干し大根やひじきを牛乳で戻す
・溶いて、ミルク衣として ... 揚げ物の衣を牛乳で溶く

こんな簡単なことで、いつもの献立が減塩・骨活料理に早変わり。手軽に、おいしく。それが「長生き食事術」の極意。魚を使った料理は、魚のくさみが消えて身がふっくらとやわらかくなるため、そのすばらしさを実感できます。

うまみとコクがアップ「牛乳の力で毎日減塩!カルシウムアップ!」

【鎌田式長生き減塩術】

いつもの料理に牛乳を使った3品を紹介。調味料を減らすことで塩分を少なくし、コク深く、栄養満点に! 一般的なレシピと比べた塩分量とカルシウム量も参考に。

ミルク豚汁

塩分量-0.7g カルシウム量+30mg

和食の弱点は「牛乳」で解決! 塩分を減らしてコクを出す方法【鎌田實医師の調理術】 【アスコム様】見開き鎌田式長生き食事術-19-1.jpg

まろやかな仕上がりで、栄養バランスもばっちり。

サバの梅みそミルク煮

塩分量-0.8g カルシウム量+30mg

和食の弱点は「牛乳」で解決! 塩分を減らしてコクを出す方法【鎌田實医師の調理術】 【アスコム様】見開き鎌田式長生き食事術-19-2.jpg

水の代わりに牛乳で煮込んでうまみもプラス。

牛乳で戻したひじきのサラダ

塩分量-0.5g カルシウム量+190mg

和食の弱点は「牛乳」で解決! 塩分を減らしてコクを出す方法【鎌田實医師の調理術】 【アスコム様】見開き鎌田式長生き食事術-19-3.jpg

ひじきを牛乳で戻すだけで風味もバツグン!

 
※本記事は鎌田 實(著)による書籍『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』から一部抜粋・編集しました。
PAGE TOP