座ったままできる! 転倒予防に鍛えておきたい「腸腰筋」トレーニング

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骨盤の内側を通る筋肉 「腸腰筋」を鍛えるトレーニング

腰椎や骨盤と、大腿骨をつなぐ「腸腰筋」。股関節を開き、太ももを持ち上げて前に出す筋肉で、衰えると転倒やつまずきの原因に。股関節を曲げて腸腰筋を収縮させ、柔らかさを取り戻しましょう。

(1)背筋を伸ばし、両ひざを開いて座る。両足裏を合わせ、太ももとすねで正方形を作る

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(2)骨盤を立てたまま、へそを前に出し、胸をかかとにつけるよう上半身を前に倒す
股関節に力を込めて10秒間 これで1セット

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<こんなポーズはNGです>

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ひざが高過ぎる
腸腰筋でなく、太ももなどに力が入ります。

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目線が下を向く
腰が丸くなり、股関節を曲げにくくなります。

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かかとが近づき過ぎる
股関節が開き過ぎて、うまく力が入りません。

 

<教えてくれた人>

理学療法士
笹川大瑛(ささかわ・ひろひで)先生

一般社団法人 日本身体運動科学研究所 代表理事、教育学修士。日本大学文理学部体育学科卒業後、リハビリの専門学校で学び、国家資格を取得。多くの高齢患者や脳血管疾患患者などのリハビリを担当する。アスリートのトレーナーとしても活動。監修書に『ひざ・腰・肩の痛みがとれる!関トレ ビジュアル版』(朝日新聞出版)他。

※この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2025年5月号に掲載の情報です。

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