足のむくみは年齢を問わず、女性に多い悩みです。
夕方になると靴がきつく感じた経験は誰でもあるかと思います。
足首を動かさないと硬くなり、むくみも感じやすくなります。
今回は足首を動かして、むくみや冷えを解消する体操を、リンパティック・ストレッチの考案者・前新マミさんに教えてもらいました。
足首の関節は滑らかに動くのが理想的ですが、意外と固定された角度になり、動きが悪くなっています。
よく動かして柔軟にしておくとむくみだけでなく、足先への血流やリンパの流れも良くなり、冷えも改善されます。
ふだんは見落としがちな足首の大切さ
足首は自分の体重による衝撃を吸収して体を支え、また体が傾いたりしないようにバランスを取るなど、とても重要な働きをしています。
本来は360度動くのですが、運動不足などで硬くなっていると、ある一定の角度にしか動かなくなってしまいます。
意識して動かすことがあまりないので、自分では気付かないうちに硬くなってしまっている場所でもあります。
足首にはリンパ節があるので、よく動かすと末端の足先までリンパの流れが促進されます。
また足首の柔軟性があればつまずいたりすることも減るので、けがや転倒の予防になります。
足が疲れたときにも足首を回すと、速やかに回復します。
つま先をグッと床に押し付けて足の甲から足首を伸ばすようにストレッチするのもおすすめです。
さあ、やってみましょう!(4回)
①脚を伸ばす
あおむけになり、脚を天井方向に伸ばします。
なるべく腰の真上で脚を伸ばします。
②つま先を伸ばす
つま先を伸ばし、かかととかかとが内側で向き合うように脚全体を外側に回します。
かかとが向き合うように脚を外側に回す
③足首を回す
足の裏が天井と平行になるくらいまで足首を使って、親指側に足首を回します。
左右で動きやすさに違いがあることが多いので、動きにくい方をより丁寧に足首の動きを見ながら行ってくださいね。
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取材・文/石井美佐 撮影/藤田浩司 ヘアメイク/ange