3つのポイントをおさえて「しなやかな体」に!85歳の美容研究家の「正しい体の洗い方」

健康を保つ秘けつは「姿勢を正すこと」とおっしゃる美容研究家の小林照子さん。85歳になったいまも、常に背筋がすっと伸びています。小林さんが美容と健康のため心掛けていることを教えていただきました。

3つのポイントをおさえて「しなやかな体」に!85歳の美容研究家の「正しい体の洗い方」 2003p066_01.jpg「体は、泡をたっぷりつけて洗います。お風呂から上がったら、体が温かいうちに保湿も行います」

全身を手で優しくお手入れ。しなやかな体づくりを

「顔はもちろんですが、全身の肌も、手で優しくケアしてあげるといいですね」と、小林さん。

体を洗うときにタオルやスポンジを使うのは、週に1回程度。

普段は、ボディソープを泡立て、手のひらで全身をなでるように洗っているそうです。

「手で全身を洗うことで、皮膚のトラブルやしこりなど、体の異変にいち早く気付くこともあるでしょう。また、体のすみずみまで手が届くかも毎日確認します。柔軟性のある体は、健やかな体づくりに欠かせません」

優しく触れることは、自律神経のバランスを整える作用もあると小林さん。

「赤ちゃんに触れるような手つきで自分の肌を愛しんでください。心地良さを感じると副交感神経の働きが良くなり、肌の調子も整います」

<照子流>正しい体の洗い方

体は泡で洗います

体を洗うときはスポンジやタオルを使わず、手で全身洗います。ボディソープをしっかりと泡立てて、泡で優しくなでるようにします。

洗うときは、末端から中心へ

体を洗うときは「手先から肩へ」「足先から太ももへ」と、体の末端から中心に向かって洗います。血流が促され血行が良くなります。

手が背中に届くかチェック!

届くことはとても大切なこと。毎日手で洗うことを続けるうちに、次第に手が届くところが増えていくでしょう。

3つのポイントをおさえて「しなやかな体」に!85歳の美容研究家の「正しい体の洗い方」 2003p066_02.jpg「背中に手が届くか、必ずチェックします」

取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/木下大造 写真/美・ファイン研究所 ヘアメイク/藤枝暁子(美・ファイン研究所)

84歳にしてこの若々しさ!「小林照子さんの健康法」はこちら!

 

美容研究家

小林照子(こばやし・てるこ)さん

1935年、東京生まれ。91年に(株)美・ファイン研究所を設立。後進の教育に尽力し、これまで約3000人を育成。最新刊『人生は、『手』で変わる。』(朝日新聞出版)が好評発売中。

この記事は『毎日が発見』2020年3月号に掲載の情報です。

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