いつでもハリとツヤのある肌を保っている小林照子さん。その秘けつを聞いてみると「一日中乳液を使っているわ」とのこと。小林さんの乳液美容法をご紹介しましょう。
顔も体も乳液一本でしつとり
「肌が潤うと、心も潤うもの。顔のマッサージをしてあげて肌が柔らかくなると、人はよく笑うようになるものです」。
何万人もの人を見て、触れてきた小林さんならではの言葉です。
「顔を動かすと違和感がある」「怒っているの?」と聞かれることが多いといった人は、肌が乾燥しているサイン。
肌を潤して柔らかくすると、表情筋がよく動くようになり、自然と優しい表情になると小林さんは言います。
肌をみずみずしく保つために何をしたら良いかたずねると、「何か一つだけ化粧品を選ぶとしたら、乳液をおすすめします。私は、顔や首、手はもちろん、全身乳液で保湿しています。旅行や出張に行くときは、乳液だけ持っていくことも多いのです」と教えてくれました。
私たちの肌は、汗と皮脂をバランスよく分泌して皮脂膜という天然のクリームを作り、乾燥や細菌などの剌激から肌を守っています。
乳液は、水分と油分のバランスがよく、ちょうど皮脂膜のような役割をしてくれるもの。
「クリームは寝ている間、朝まで乾燥させないために使うものだけれど、乳液はもっと気軽。日中、気付いたときに乳液で湿らせた手で顔や首を覆う、手に塗るなどすれば、皮膚の乾燥を防いで、もっちり、柔らかな肌を作ってくれます」
メイク落としとしても乳液は活躍します。
潤いを与えながらメイクを落とせるため、一日の終わりにするクレンジングにはもちろん、メイク直しをしたいときにもぴったり。
乳液を染み込ませたコットンでメイクを拭き取った後は、ファンデーションなど、お手持ちのメイク用品を重ねることもできます。
「顔がつっぱるのは、肌が乾燥注意報を出しているから。乳液で潤いを与えていつまでも老けない肌を保ちましょう」
気軽にできる乳液美容法。
乾燥しやすいいまの季節、お手持ちの1本ではじめてみましょう。
一日中、乳液が大活躍!
「手」
手のひらに乳液を真珠1粒大ほど出し、手で軽く温めたら、手の甲を包み込むようにしながらなじませます。
反対の手も同様にします。
手洗い後は必ず行います。
「顔・首」
手のひらに乳液を1円硬貨ほど出し、手で軽く温めてから首を優しく包むように押さえます。
そのまま顔も手で軽く包み込めば保湿完了。
1日何回でもOK。
クレンジングも
乳液を含ませたコットンでメイクを落としたい部分を拭きとればクレンジングにも。
肌に潤いを与えながら、簡単にお手入れできます。
コットンを2枚重ね、間に乳液を500円硬貨ほど入れます。
コットンを合わせてしっとりするまで乳液を染み込ませます。
コットンを開き、乳液がついた面で優しくメイクを拭き取ります。