腰痛を起こしにくくする【6つのルール】。腰痛持ちが避けるべき「NG生活習慣」は

国内で3000万人が悩んでいるといわれる腰痛。寒さが厳しい今の時期に、特に痛みを感じやすいという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は昨年の掲載で反響があった、理学療法士・酒井 隼(さかい・じゅん)さんに聞く「腰痛を防ぐ生活習慣」の特集を再掲載します。

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腰痛を起こしにくくする生活習慣6

座るときはクッションで骨盤を支える

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みぞおちの後ろの背骨あたりと背もたれの間にクッションを置くことで、背骨が後ろにズレることを防ぎます。特に長時間にわたるデスクワークや運転の際におすすめです。

腰に負担の少ない座り方をする

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ソファに浅く腰かけてゆったり座ったり、背もたれに寄りかかって座ると、尾骨付近にある仙骨で体を支えることになり、骨盤は大きく後方化。30分に1回は、1分間でも背骨を伸ばして座りましょう。

下にあるものを取るときは、ひざを曲げてしゃがむ

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ひざを曲げず腰を曲げて床にあるものを取ると前屈姿勢になり、腰への負担は通常の2. 2倍に。必ずひざを曲げてしゃがんでものを取るくせをつけます。

最低でも30分で姿勢を変える

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「15分おきに姿勢を変えると腰痛が起きにくかった」という実験データや論文があります。体の重心を固定させないよう、最低30分に1回は姿勢を変えましょう。

起き上がるときは横を向いてから

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仰向けから起き上がるのは禁物。ひざを少し曲げて横向きになり、上になった手のひらや下になった方のひじをつきながら、上体をゆっくり持ち上げて起きます。

負担がかかる前屈みをしない

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前屈みの姿勢は仰向けや立位に比べ、腰に大きな負担をかけます。腰を曲げるくせを見直すだけでも、体の重心の後方化を防ぎ、腰痛を予防することができます。

取材・文/岡田知子(BLOOM) イラスト/秋葉あきこ

 

<教えてくれた人>
理学療法士
酒井 隼(さかい・じゅん)さん
Terrace J 代表。整形外科病院で延べ5万人以上を施術した経験と研究データをもとに臨床に基づく治療法を考案。著書に『治療家が知りたがる腰痛改善法 1日5分「3つの体操」で体の重心を変えるだけ』他。

この記事は『毎日が発見』2022年3月号に掲載の情報です。

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