「ラジオ体操」は子どもの頃に体育の準備運動などで繰り返し取り組んだ身近な体操ですが、いま改めて注目を浴びています。スポーツドクターとして多くのアスリートと関わってきた整形外科医の中村格子先生に、「力を入れるところ、伸ばすところを意識して、ストレッチ効果が高める」ラジオ体操のやり方を、連載形式で徹底解説していただきました! 7回目は「体をねじる運動」をご紹介します。
体をねじる運動
【基本の流れ】
① 足は肩幅に開き、上体を左右に2回ねじる
▼
② 腕を左斜め上に大きく振り上げながら2回ねじる。
▼
③ 上体を正面に戻す。
【意識するポイント】
体幹を鍛える回旋の運動です。両手の遠心力を使い、でんでん太鼓のように左右に上体をねじります。顔も腕と一緒に左右に振りましょう。骨盤とひざの位置は変えません。
こんな効果が!「ゆがみのない体に」
体幹の筋肉が鍛えられ、ゆがみのない体に整えられます。内臓の動きも促進されます。
Dr. KAKUKOのアドバイス:ひざを曲げると体幹が鍛えられません
上体を左右に振るとき、かかとを上げてひざが曲がると腰の位置がぶれて効果が半減。腰を固定して上半身を回旋することで体幹が鍛えられます。
モデル/中村格子 取材・文/米原晶子 撮影/齋藤ジン イラスト/祖父江ヒロコ