「ぐるぐる」「ふわふわ」と起こるめまい。決して特別な症状ではなく、誰にでも起こり得るものです。めまいの原因を理解して、自分の症状に合った体操を行うことで改善することができます。横浜市立みなと赤十字病院 めまい・平衡神経科部長の新井基洋(あらい・もとひろ)先生に、立ち歩くときのめまいやふらつきを改善する体操を教えていただきました。
50歩足踏み
電車やバスで立っているときにクラッとするなど、「立ち歩くときのめまいやふらつき」を改善します。
行う目安:1回 50歩
目を開けて足踏みをする
介助者が必要
腕を伸ばして50回数えながら足踏みを行い、ふらついたときは介助者が支えます。慣れたら目を閉じて行います。
50歩足踏みで平衡感覚をチェック!
【診断方法】
50歩足踏みを終えたら、目を開けます。そのとき、最初にいた場所からどれくらいずれているかで、判断します。
【診断結果】
左右45度以内 →外出や運転をしても、ほぼ大丈夫。
左右45~90度 →近所への外出なら大丈夫。
それ以外 →その日の外出は控えて。
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取材・文/松澤ゆかり 撮影/齋藤ジン イラスト/ノグチ・ユミコ モデル/永谷佳奈