まずはジャンクフードを買わない・置かない/稼げる男は食事が9割(30)

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食事を変えると、集中力が上がりミスが減る。残業が無くなる。疲れにくくなり眠くならない。ストレスが無くなる。体が締まりカッコよくなる。そして仕事が楽しくなる!
体のマネジメントには、仕事と同じように「成功法則」があるのです。
書籍「稼げる男は食事が9割」で、正しい食事の知識を学んでいきましょう。

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ジャンクフードを買わない・置かない

なぜ太るのか、その仕組みは理解していただけたと思います。それではどうしたらいいのかといえば、糖質を必要量に抑えること。これを大前提にして、他に必要な栄養素は逆に積極的に摂るということです。

しかし、ごはん大好き人間にとっては、これが辛いところでしょう。人間はしてはいけないといわれると、余計にそのことがしたくなるものです。ですから、いきなり完璧を求めたりはせずに、できるところから実践することや、どの食べ物にどういう栄養素が含まれているかなどの相手をよく知るところから始めていくことが重要です。

そこで、糖質マネジメントを成功させるためのヒントをいくつか挙げてみましょう。

目の前に食べものがあれば、よほど意志の強い人でなければ、嫌いな食べものでないかぎりつい口にしてしまうものです。私はこのような仕事をしていますから、頻繁に甘いお菓子などを食べることはありません。ただ、自分の目の前に封が開いたお菓子があったら、一口くらいは食べてしまうでしょう。

人間以外の動物だったら絶対に我慢ができないようなことを、人間は意志の力である程度コントロールすることができます。それでも目の前の食べ物に手を付けないというのは、よほどの禁止事項であるか、お腹が満腹のとき以外は、つい手が伸びてしまうというのは全く不自然なことではありません。むしろ当然だと開き直ってもいいでしょう。つまり、私も生活環境が悪ければ、太ってしまう可能性があるわけです。

しかし、私の場合はそうはなりません。なぜかといえば、目の前に太るような食べものが「ない」、「買わない」ので食べる機会がありません。このことが大事なのです。あるから食べてしまうのですから、そもそも買わなければいいのです。

一人暮らしならそれも可能ですが、家族と一緒に住んでいて誰かがお菓子を買い置きしているとか、旅行に行った職場の同僚や近所の知人からお土産をもらうということもあります。せっかく食べたいお菓子を食べずに我慢していても、こうした状況にあると、何かで強いストレスがかかったのをきっかけにタガが外れて、やけ食いしてしまうかもしれません。そうならないように食べないですむ環境を整えることがポイントです。

甘いお菓子などの太る食べものを買い置きしないように、家族に協力してもらえるといいのですが、そうでなければ自分自身でコントロールできる範囲で、お菓子や太りやすい食べものを買わない、買い置きをしないなどの心がけをしてみてはどうでしょうか。

ポテトチップスは甘くないから、買い置きしてもいいのではと考える人もいるのではないでしょうか。しかし、ポテトチップスの原材料はご存知のとおりのじゃがいも。主成分は糖質の固まりであるデンプンですから、これはお米やパンと同じように糖質食品なのです。それが油で揚がっているので、糖質+脂質の最も太りやすい形態の食べ物です。さらに塩辛く喉が渇くので、飲み物が飲みたくなりますが、コーラなどの糖質が多い清涼飲料水で流し込んでいないでしょうか? これだけで栄養価は全く低いのに、エネルギーだけを、最悪な形で摂取するということになります。

ポテトチップスは、商品開発から巧みに病み付きになるように作られた製品です。口に入れやすい大きさから、サクサクという刺激を与えるための薄さや揚げ方、後味の残る塩みなど......そして、それをできるだけ安いコストで実現するために、じゃがいもと植物油脂、塩がメインで使われているのも忘れてはいけませんね。いま定番化されている加工食品は、ここまで考えつくされ、結果を出したエリート選手であるともいえるでしょう。

甘いお菓子にしろ、ポテトチップスにしろ、スナック菓子には体のためになる栄養がほとんど含まれていないだけでなく、コンビニなどで気軽に買えるので食行動的にも危険です。コンビニやスーパーマーケットでは、調理せずに食べられるスナック菓子、加工食品やレトルト食品は買わないことは重要です。むしろ、その食品達がどういう意図で作られているのか、何が狙いなのかまでの裏が想像できるほどになると、その購買欲が落ちて、よいかもしれませんが......。

環境を整えるということは、よい仕事をするための準備にも通じます。仕事を成功させるためには、自分自身のことをよく知り、何が必要なのかを考えたうえでとりかかるのは当たり前のことで、行き当たりばったりのやり方をしていたのでは、成功したとしても、たまたま運良くできたということになってしまうでしょう。

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森 拓郎(もり・たくろう) 

1982年生まれ。株式会社rinato 代表取締役。
フィットネストレーナー、ピラティス指導者、整体師、美容矯正師。
中京大学体育学部卒業後、地元の自動車ディーラーで営業成績トップを獲得し、その後パーソナルトレーナーになるために上京。大手フィットネスクラブの個人売上トップを獲得し、自身のスタジオを2009年にオープン。
ファッションモデルや女優など、身体を資本とした女性などを中心に、ピラティス、整体、美容矯正など足先から顔までのボディメイクを指導。メディア出演、記事監修、指導者育成なども行う。

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『稼げる男は食事が9割』

(森 拓郎/KADOKAWA)

ベストセラー『ダイエットは運動1割、食事9割』の著者が初めてビジネスマンのために書いた「稼げる男」になるための食習慣。「食事は自分への投資」という事実を理解する事からはじめる、誰でもできる食事法とは?

 
この記事は書籍『稼げる男は食事が9割』からの抜粋です

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