「ラジオ体操」は子どもの頃に体育の準備運動などで繰り返し取り組んだ身近な体操ですが、いま改めて注目を浴びています。スポーツドクターとして多くのアスリートと関わってきた整形外科医の中村格子先生に、「力を入れるところ、伸ばすところを意識して、ストレッチ効果が高める」ラジオ体操のやり方を、連載形式で徹底解説していただきました! 4回目は「胸を反らす運動」をご紹介します。
~腕を振りながら~ 胸を反らす運動
【基本の流れ】
① 左足を横に開いて、体の前で交差した腕を肩の高さまで小さく振り上げる。
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② 腕を振り下ろし、顔を下げて胸の前で交差させる。
③ 腕を斜めに上げ胸を反らせてから、体の前で交差させる。
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【意識するポイント】
胸を大きく開いて大胸筋と首周りの筋肉をストレッチ。腕を肩の高さに上げるときは小さく、斜め上に上げるときは力強く。ひざを曲げないよう注意。
こんな効果が!「デコルテがすっきり」
大胸筋がストレッチされ、デコルテ(首から胸元あたり)がきれいに。猫背も解消します。
Dr. KAKUKOのアドバイス:肩より上は、手のひらを上に向けて
腕を上げ下ろしするとき、肩の関節を痛めないよう「手のひらの向き」に注意。肩より下は下向きに。肩より上は上向きに返します。
モデル/中村格子 取材・文/米原晶子 撮影/齋藤ジン イラスト/祖父江ヒロコ