「野菜たっぷり、水分量少なめ!」71歳医師が教える「健康みそ汁」レシピ3選

最期まで密度の濃い人生を送るために必要なのは、体・食・心のバランス! 医師で作家の鎌田先生が、独自の健康法のほか、ムリせず、焦らず、昨日よりも今日を元気にする生き方の秘訣をご紹介します。今回は野菜たっぷりの味噌汁レシピについて教えていただきました。

具を増やして水分量を減らすのが基本

「塩分が多そう」と敬遠されがちなみそ汁も、実は、工夫一つで減塩が可能です。
鎌田先生のみそ汁のポイントは具だくさんにすること。

「いつものみそ汁に、野菜を一つ、二つとプラスします。具が増えるので全体の水分量は減り、同じ濃度でも摂取する塩分は少なくなるのです。野菜摂取量が増えて塩分が減少する、一石二鳥の方法です」

旬の野菜をたっぷり入れて、作ってみてはいかがですか?

海藻ときのこで胃腸を整える「わかめと焼き油あげとえのきのみそ汁」

1人分 73kcal 塩分1.0g

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材料(2人分)

油あげ...1/2枚
長ねぎ...1/2本
えのきたけ...30g
乾燥わかめ...4g
だし汁...400ml
みそ...大さじ1/2

作り方

①油あげはトースター(または魚焼きグリル)でこんがり焼いて一口大にちぎり、長ねぎは2㎝長さに切る。えのきは軸を落とし3〜4㎝長さに切る。
②鍋に1 とだし汁を入れ、ふたをして煮る。
③乾燥わかめを入れ、みそを溶き入れる。

EPAで血管の老化防止!「さば缶のみそ汁」

1人分 205kcal 塩分0.9g

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材料(2人分)

さば水煮缶...1缶(190g)
大根...80g
にんじん...30g
長ねぎ...1/2本
水...400ml
みそ...大さじ1/2

作り方

①大根とにんじんは、いちょう切りにして水から煮る。火が通ったらさば缶を汁ごと加える。
②みそを溶き入れて器に盛り、みじん切りにしたねぎをのせる。

発酵食品+野菜で栄養抜群!「いろいろ野菜のかす汁」

1人分 190kcal 塩分0.8g

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材料(2人分)

かぼちゃ...100g
なす...1本
きゅうり...1本
トマト...1/2個
ブロッコリー ...100g
だし汁...400ml
酒かす...40g
みそ...大さじ1

作り方

①かぼちゃは種とわたを取ってラップをかけ、電子レンジ600Wで1分ほど加熱し、皮ごと一口大に切る。なす、きゅうり、トマトは乱切り、ブロッコリーは小房に分ける。
②鍋にだし汁、酒かすを入れて溶かし、トマト以外の1 を煮る。ブロッコリーが煮えたらトマトとみそを加え、ひと煮立ちさせる。

調理・スタイリング・栄養計算/渡邊美穂 撮影/菅原史子(料理) 撮影/奥西淳二、齋藤ジン

昨日より今日を元気にする!特集『鎌田實式若返り健康法』その他の記事はこちら

 

<教えてくれた人>

鎌田實(かまた・みのる)さん

1948 年生まれ。医師、作家、諏訪中央病院名誉院長。チェルノブイリ、イラクへの医療支援、東日本大震災被災地支援などに取り組んでいる。『だまされない』(KADOKAWA)など著書多数。

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「ぼくは67歳で筋トレを始めてから、人生が変わった!」と話し、ご自身を「スクワット伝道師」という鎌田實先生(71歳)の健康法を大公開。「スクワット」や「かかと落とし」など無理なくできる「筋トレ」の方法をはじめ、ゆで卵やジュースなどの「若返りごはん」レシピ、「心の若返り方」や、若々しい先生の「着こなしの極意」まで、盛りだくさん。保存版の一冊です!!

この記事は『毎日が発見』2019年10月号に掲載の情報です。

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