弱ると猫背に? 腰痛対策にも重要な「腸腰筋」とは

いまや日本人の4人に1人が悩まされているという腰痛。この腰痛対策には、筋肉をバランス良く動かすことが大切です。予防や改善には、脚を上げるときに活躍する腸腰筋(ちょうようきん)のほか、腹筋や背筋といった筋肉を正しく伸縮させ、柔軟性を取り戻す必要があります。今回は、早稲田大学スポーツ科学博士の荒木邦子先生に、スムーズな歩行や腰痛防止に重要な役割を果たす「腸腰筋」について教えていただきました。

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腰を支える筋肉

「腸腰筋には上半身の体幹を安定させ、支える役割があります。腸腰筋が衰えてくると、骨盤が倒れ、腰椎がたわみ、猫背になったり、腰痛を引き起こしたりします」と、荒木邦子先生。

■腸腰筋とは?

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腸骨筋、大腰筋などの筋肉の総称で、股関節の前面、脚の付け根にあります。股関節を曲げるときに力を発揮します。

■腸腰筋はこんなときに使っています
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階段を上る、お風呂で湯船に入るなど、脚を持ち上げるときに働いています

■腸腰筋が弱くなると・・・?

以下のようなことがおこります。
・骨盤が後ろに倒れて猫背になる
・歩くときにつま先が上がって転びやすくなる
・腰椎がたわみ、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などを起こしやすくなる

「この腸腰筋に加え、姿勢を保つために不可欠な腹筋や背筋を維持することも腰痛対策に効果的です。腰につながる筋肉に的確にアプローチして、腰痛を防ぎましょう」と、荒木邦子先生。

次からの記事で、腸腰筋、腹筋、背筋をそれぞれ鍛えるストレッチをご紹介していきます。

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取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 イラスト/はせがわめいた モデル/早稲田大学 杉江七津可

 

<教えてくれた人>

荒木邦子(あらき・くにこ)先生

早稲田大学スポーツ科学博士。早稲田大学スポーツ科学学術院非常勤講師。日本経済新聞の『NIKKEIプラス1』にコラム連載中。介護予防プログラムにも注力している。

この記事は『毎日が発見』2019年8月号に掲載の情報です。

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