どのタイミングで受診するの?「副鼻腔炎」6つの検査方法

鼻づまりや鼻水が止まらない、においが分からない...などの症状のある副鼻腔炎。一般的に「蓄膿症」と呼ばれ、よく知られる慢性化膿性副鼻腔炎と、国の指定難病である好酸球性副鼻腔炎の大きく2つのタイプがあります。今回は東京女子医科大学病院 耳鼻咽喉科教授である野中 学先生に、これら「副鼻腔炎」の検査方法について伺いました。

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つらい鼻の症状と嗅覚障害は放置せずに耳鼻咽喉科へ

「好酸球性副鼻腔炎では、耳鼻咽喉科と呼吸器内科が連携している医療機関で治療を受けましょう」と野中先生。

適切な治療を受けることで、指定難病の好酸球性副鼻腔炎も、細菌・ウイルスの二次感染の慢性化膿性副鼻腔炎も治すことが可能です。

では、どのタイミングで医療機関を受診するのが良いのでしょうか。

「慢性化膿性副鼻腔炎は、鼻づまり、頭重感、鼻汁がのどに垂れるといった不快な症状のときに、耳鼻咽喉科を受診しましょう。好酸球性副鼻腔炎は、比較的早い段階で嗅覚障害が起こります。食事もおいしくなくなるので、早めに耳鼻咽喉科を受診すると良いと思います」

と野中先生はアドバイスします。

料理のおいしさは、単に見た目や味のみならず、料理の香りが鼻に入って嗅覚を刺激することにも関係するそうです。

嗅覚がダメージを受けると、いつもはおいしいと感じていた料理も味気ないものに。

そんなときには早めに医療機関で受診を。

副鼻腔炎の検査

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問診
どのような症状がいつ頃から続いているか、喘息を伴っているかなどを尋ねます。

細菌検査
鼻水を採取してどのような細菌が増殖しているかを調べ、症状の原因を探ります。

内視鏡検査
鼻腔に内視鏡を入れることで、鼻茸がないかや鼻腔の状態を調べます。

画像検査
X線、CT、MRIといった画像検査により、副鼻腔の状態を確認します。

血液検査
好酸球性副鼻腔炎の疑いがあるときに、血液検査で好酸球の量を調べます。

嗅覚検査
注射による静脈性嗅覚検査と、においを直接かぐ基準嗅力検査が行われます。

取材・文/安達純子 イラスト/堀江篤史

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東京女子医科大学病院耳鼻咽喉科教授・講座主任

野中 学(のなか・まなぶ)先生

1985年日本医科大学卒業。2007年日本医科大学耳鼻咽喉科准教授、10年東京女子医科大学耳鼻咽喉科准教授、12年東京女子医科大学耳鼻咽喉科臨床教授、18年より現職。慢性副鼻腔炎治療のエキスパート。

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この記事は『毎日が発見』2020年3月号に掲載の情報です。

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