シミ、シワ、ほうれい線...毎日鏡を見るのが怖い。多くの人が抱える顔の肌の悩みには、「顔の筋トレが必要」と話題のサロンを運営する那賀洋子さんは言います。そこで、那賀さんの著書『マイナス15歳肌をつくる 顔筋(がんきん)ひっぺがしメソッド』(あさ出版)から、肌本来の力を呼び起こしてトラブルを解決する「顔のマッサージ法」を連載形式で紹介します。
10万円よりも1000円のスキンケア用品の方がいい!?
顔筋ひっぺがしの効果を高めるために、ぜひ知っていただきたいのが、「マイナスケア」です。
顔筋ひっぺがしとマイナスケアを組み合わせることで、顔筋ひっぺがしの効果をさらに実感できます。
突然ですが、あなたは10万円のスキンケア用品と1000円のスキンケア用品、どちらかをプレゼントしてくれるといわれたら、どちらを選びますか?
多くの人が「10万円のスキンケア用品」と答えると思います。
しかし、私が提唱するスキンケア法は、「1000円のスキンケア用品」を選ぶことが正解です。
なぜなら、10万円のものより1000円のもののほうが、配合されている成分がシンプルなケースが多いからです。
高価なスキンケア用品には最新の美容科学に基づいた、肌にとって素晴らしい成分が入っていることは事実でしょう。
「これだけ高額なんだから、効果も期待できるに違いない」と信じ、思わず手を伸ばしたくなりますよね。
でも、そんなスキンケア用品ほど、配合成分が複雑で、安定剤などの肌に不要なものが含まれている場合が多いのです。
しかし、これはあくまで傾向であり、すべての高価なスキンケア用品がダメで、すべての安いスキンケア用品がいいというわけではありません。
だからこそ、スキンケア用品を購入するときは成分表示を確認するようにしましょう。
日本で発売されているスキンケア用品は成分表示が義務付けられているので、パッケージの裏面を見れば主にどんな成分が含まれているかわかります。
「スキンケア用品を買うときに、パッケージの裏側なんて見たことがない」という人もいると思いますが、ちょっとだけ成分表示を見るクセをつけてみてください。
化粧水一つとってみても、製品によって含まれている成分が違うことがわかるはずです。
しかし「裏側に書いてある成分の名前を見ても何がいいのか悪いのか、さっぱりわからない」と思う人も多いでしょう。
私が気をつけている成分の一部を紹介します。
● ラウリル硫酸ナトリウム
● ジメチコン
● ステアリン酸グリセリル
● BHA
● 香料
これらの成分は、自己回復力や免疫力を低下させてしまう恐れがあるといわれています。
そのほかに注目すべきは、成分名ではなく「成分の数」です。
スキンケア用品は、肌にいい成分ばかりではなく、肌に不要な成分も含まれていることはすでにお話ししました。
製品化するのが難しい天然由来の貴重な成分ほど、その成分を安定させるために、防腐剤などの不要な成分が多く含まれやすい傾向があります。
成分表示は多く使われている順に書かれていますので、化学成分がはじめのほうに書いているものは特に注意したほうがいいでしょう。
肌が本当に求めているのは、肌にいい高価な成分よりも、肌に不要な成分が極力少ないスキンケアです。
10万円のものよりも1000円のスキンケア用品のほうが、肌が嫌がる成分を含んでいない可能性が高いというわけです。
だからこそ、「高価なものほどいい」と安易に考えずに、配合されている成分に注目して選ぶことが重要です。
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他にも、お肌のトラブルを解消できる全4種の「顔筋ひっぺがしメソッド」が紹介されています。QRコードから動画解説を見ることも