日本人の糖尿病患者の半分は肥満ではなく標準体型/稼げる男は食事が9割(19)

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食事を変えると、集中力が上がりミスが減る。残業が無くなる。疲れにくくなり眠くならない。ストレスが無くなる。体が締まりカッコよくなる。そして仕事が楽しくなる!
体のマネジメントには、仕事と同じように「成功法則」があるのです。
書籍「稼げる男は食事が9割」で、正しい食事の知識を学んでいきましょう。

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日本人の糖尿病患者の半分は肥満ではない標準体型

糖質は重要なエネルギー源ではありますが、血中などに過剰にあると、逆に細胞へ酸化ストレスを与える毒でもあります。

ですから、血糖値が高いという状態は、体中に毒が蔓延している状態といっても過言ではありません。インスリンはその高血糖の状態を打破し、ブドウ糖を必要なところへ分配してくれる大切な役割をしてくれるのです。

実は、日本人は米を中心に食べる民族でありながら、欧米人にくらべてこのインスリンの分泌量が元々低いといわれています。さらに、糖質を過剰に摂取しても、うまく血糖値が下げられないという遺伝子を持っている人が3割以上の確率でいるとも言われています。

また、肥満にならずとも、このインスリンの分泌や作用が弱いタイプの人達は太らずして糖尿病になる率が非常に高いとも言われています。実際、日本は世界的な経済大国であり先進国の一つではありますが、発展途上国を含めても世界的なヤセ民族です。

にもかかわらず、糖尿病の患者数は世界で9番目という順位です(2015年国際糖尿病連合)。なんと、多くの肥満を抱える国々の糖尿病患者が、肥満が原因で糖尿病になっているのに対し、日本人の糖尿病の約半数は肥満ではないBMI22以下の標準体重以下であるのが事実です。

自分はやせているから糖尿病なんて大丈夫! と高を括っている人で、食後にいつも眠くなる傾向がある場合は、一度食後高血糖を疑ってもよいかもしれません。

身体のマネジメントは、なにも肥満かどうかだけが基準ではないのです。血糖を上手くコントロールするということは、糖質をただ制限するというだけでなく、自分の活動量と体質に合った糖質量を上手くコントロールするということでもあるといえるでしょう。

糖質のコントロールの仕方は、その人のお金に対するマネジメント力、つまりあなたのお金の使い方にも似ているのかもしれません。

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森 拓郎(もり・たくろう) 

1982年生まれ。株式会社rinato 代表取締役。
フィットネストレーナー、ピラティス指導者、整体師、美容矯正師。
中京大学体育学部卒業後、地元の自動車ディーラーで営業成績トップを獲得し、その後パーソナルトレーナーになるために上京。大手フィットネスクラブの個人売上トップを獲得し、自身のスタジオを2009年にオープン。
ファッションモデルや女優など、身体を資本とした女性などを中心に、ピラティス、整体、美容矯正など足先から顔までのボディメイクを指導。メディア出演、記事監修、指導者育成なども行う。

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『稼げる男は食事が9割』

(森 拓郎/KADOKAWA)

ベストセラー『ダイエットは運動1割、食事9割』の著者が初めてビジネスマンのために書いた「稼げる男」になるための食習慣。「食事は自分への投資」という事実を理解する事からはじめる、誰でもできる食事法とは?

 
この記事は書籍『稼げる男は食事が9割』からの抜粋です

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