年齢を重ねると、抜けない疲れや肌荒れといった体のトラブルが増えていきます。そこで、「1日2分の体操で体の不調は改善する」という医学博士・井本邦昭さんの著書『本来のからだにリセットする人体力学』(共著:松下るな/大和書房)から、症状別のエクササイズをお届けします。
「呼吸器」の負担が大きくなっているとき
肩甲骨リセット
肩甲骨を内側へ寄せることで、肋骨をゆるめて酸素をたくさん取り込みます。
[こんなことが続くとき]
・疲れやすいが、休むと元気になる
・からだ全体が下がってきた、くびれがない
・ねこ背がひどい
・肌荒れ、シミ、シワが増えた
・食べているのに、太れない
・落ち込みやすい 他
【1日2回 2分以内】
①両足を肩幅に開いて立つ。
右手を顔の前を通って頭上を通過させたら、ひじを曲げて、肩の高さより少し下で止める。
②左手も同じように上げて肩より少し下で止め、左右のひじを交互に少しずつ上下させながら腕を下ろしていく。
③ゆっくり腕を伸ばして、3呼吸。脱力する。
●ひじと腕の位置や角度がわかりにくいときのペアエクササイズ
写真/林ひろし
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消化器系、頭脳系、腎臓系など体のタイプ別や症状別に、1日2分でできる全12のエクササイズが紹介されています