「ラジオ体操」は子どもの頃に体育の準備運動などで繰り返し取り組んだ身近な体操ですが、いま改めて注目を浴びています。スポーツドクターとして多くのアスリートと関わってきた整形外科医の中村格子先生に、「力を入れるところ、伸ばすところを意識して、ストレッチ効果が高める」ラジオ体操のやり方を、連載形式で徹底解説していただきました! 11回目は「~開いて閉じて~ 両足で跳ぶ運動」をご紹介します。
~開いて閉じて~ 両足で跳ぶ運動
【基本の流れ】
① 両脚をそろえて軽く4回ジャンプ。
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② 腕を大きく真横に開きながら、脚を開いてジャンプ。腕を下ろしながら、脚を閉じて着地。これを2回繰り返す。
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【意識するポイント】
弾むように両脚でジャンプします。骨は重力刺激で強くなるので、ジャンプで骨に刺激を与えて鍛えましょう。ドスドス音がしないよう、肩の力を抜いてつま先で軽やかにジャンプします。
こんな効果が!「脂肪を燃やす」
骨を強くし、脚にバランスの良い筋肉がつきます。有酸素運動で脂肪を燃やす効果も。
Dr. KAKUKOのアドバイス:久しぶりのジャンプは練習をしてから
しばらくジャンプをしていない人が急にジャンプをするとひざに負担がかかります。まずはつま先を床につけたまま、ひざの屈伸をするバウンスの練習をしましょう。
モデル/中村格子 取材・文/米原晶子 撮影/齋藤ジン イラスト/祖父江ヒロコ