「働きながら年金をもらうと減額される」って本当?

私たちの社会の年金制度はどこへ向かっているのでしょうか。10月からは消費税も増税されます。限られた年金の中で、心に豊かさを感じて暮らすにはどうすればいいのでしょうか。社会保険労務士、年金アドバイザーの清水典子さんに、定年後に働く場合に関する年金のお得術ついてお聞きしました。

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働きながら年金を満額もらう方法は?

年金を受け取りながら働くと年金がカットされますので、損をした気分になります。

では、どの程度働くと、年金がカットされるのでしょうか。

それは年齢と賃金の額によって異なります。65歳未満の場合、働いて得る賃金と年金の合計額が月28万円以下であれば、年金の減額はありません。

一方で65歳以上の場合は、合計額が月47万円を超えると、年金が減額されます。ここでいう賃金とは、1年間に受け取る月収とボーナスを合計して12で割った額です。
65歳以上の人が年金カットを避けるため繰下げ受給をしても、カット分を除いた実際の受給額が計算の基準になるので、通常の繰下げ受給ほどは増額されません。

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相談は「ねんきんダイヤル」(0570-05-1165)または各地域の年金事務所へ

取材・文/向山 勇

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<教えてくれたのは>

清水典子(しみず・のりこ)さん

社会保険労務士、年金アドバイザー。「オフィス・椿」所長。年金分野に特化した社会保険労務士として2万件超の年金請求等の実績を持つ。「障害ねんきん相談室」を開設し代理請求に取り組む。監修した書籍に『図解 いちばん親切な年金の本 19-20年版』など。

この記事は『毎日が発見』2019年9月号に掲載の情報です。

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