悩んでいる人が多いにも関わらず、あまり取り上げられない"トイレ問題"。外出先で入ったトイレが汚いと、それだけでテンションが一気に下がってしまいますよね。今回はそんな"トイレ問題"に注目してみましょう!
便器を拭くときは2周×2回が鉄板!?
10月1日放送の「あさイチ」(NHK)では、気になる"外出先のトイレ"に注目。番組の調査ではインタビューした人の約8割が、出先でトイレの衛生面を気にしていることを明かしています。また10人に1人が「便座にふれずに用を足す」という回答結果も。
そこで番組ではブラックライトを使って便座を見ることに。尿や唾液には蛍光物質が含まれているため、ブラックライトで照らすと光るのだそう。その結果周りの壁の方が汚く、便座自体は気にするほど汚れていないと判明しました。
しかしそれでも気になる人のために、番組では便座の清潔な拭き方も紹介。教えてくれるのは、便座クリーナー製造・販売メーカーに勤める村松寿代さんです。村松さんは「2周×2回でふき取る」方法が一番効果が高いとコメント。まず公共トイレなどに設置されている専用クリーナーをトイレットペーパーにつけて、便座を2周拭いていきます。次に新しいペーパーに変えてからもう2周。2回繰り返すことが、便座についているウイルスを1,000分の1まで減らすためのポイントです。この時クリーナーをつけずにからぶきすると、便座に傷がついてしまい汚れや菌が入り込む原因になるので注意してくださいね。
外出先のトイレは「清潔さ」が最重要!
国土交通省がおこなった調査では、女性の76.6%が外出先でトイレを利用するときに「清潔である」ことを最も重視すると判明。これは「混雑がない」「安全が確保されている」といった他の項目と比べて、ダントツの結果に。
また外出先でもトイレを利用するかしないかは、場所によって異なるよう。駅のトイレを「よく利用する」「時々利用する」人は61.4%なのに対し、パーキングエリアや空港といったその他の交通施設は77.6%の人が利用。また公園などの公衆トイレを「よく利用する」「時々利用する」人は、9.7%しかいないことも明らかになっています。
とある掲示板ではどうしても外出先のトイレが使えず、悩んでいるという相談も。これにはネット上で「外出先のトイレで使える便座シートを持ち運ぶようにしたら?」「臭いがだめな場合は専用の消臭スプレーがおすすめ。持ち運べるサイズで売ってるよ」「そういう人は洋式より和式がいいかも。直接お尻便座につけなくていいし」といったアドバイスが寄せられていました。
トイレを我慢しすぎると膀胱炎などの症状になってしまう場合も。自分の可能な範囲で対策を立て、快適なトイレライフを送れるようになるといいですよね。
文/藤江由美