介護休職、義母は良くて実母はダメ!?夫と対立する女性にさまざまな声

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親にもしものことがあったとき、介護や生活の手助けはどうするか決めていますか? 結婚している場合は夫婦で話し合っておかないと、意見の食い違いから思わぬ対立を生んでしまうことがあるようです。


親の介護のために休職するべき?

以前ネットの掲示板に、40代の女性から介護の悩みが投稿されました。その女性には大学生と高校生の2人の子供がおり、夫を含めた4人暮らし。離れて暮らす女性の母親は、手術の後遺症で介護が必要な状況にあります。女性は実姉と2人で分担しながら介護をしていたのですが、姉の義母も介護が必要になったため女性の負担が増えることになりました。

女性は介護のために休職を考えていると夫に告げたところ、夫は「休職なんてありえない」と反対。子どもの学費などを考えて、仕事は続けるべきだと言うのです。しかし実はこの女、数年前に夫の母親を介護するために休職していたことがあります。夫の母親の時は良くて、自分の母親だと休職を認めてもらえないことに納得がいかず、意見が一致しないまま離婚寸前といった状況に陥ってしまったそうです。

「このまま離婚するしかないのでしょうか」という女性に対し、掲示板には様々な意見が寄せられています。「思いやりがない旦那さんとは離婚すべき」「自分の母は介護してもらったのにその言い分はひどい!」と夫を責める意見が多い中、「何とか働きながら介護する道はないのか」「家庭のことを考えるとやめるべきではない」「介護はプロに任せて稼ぐことも考えてみては?」など、休職を引き留める声も。介護にもお金がかかるため、休職して収入が減ることで負担が増えるのではないかと心配されていました。


介護のために離職した人の実態

2012年に実施された「仕事と介護の両立に関する労働者アンケート調査」では、仕事をしながら介護を担っている人は男性で14.4%、女性で10.7%という結果が出ています。一見男性の方が介護を担っている割合が高いように見えますが、女性の多くは介護のために離職してしまうからだと考えられます。

しかし、介護を理由に離職した人に精神面、肉体面、経済面の負担について尋ねると、精神面では64.9%、肉体面では56.6%、経済面では74.9%の人が「非常に負担が増した」、もしくは「負担が増した」と回答。離職して介護に専念したからといって、負担が軽くなるとは限らないことが分かりました。

家庭環境や仕事によっても状況は変わりますが、親のためといって仕事を辞めると今度は自分の生活を苦しめる結果になってしまうかも。勤務時間を減らしたり介護サービスを活用するという選択肢もあるので、自分も親も無理をしないような介護生活が出来るといいですね。

文/藤江由美

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