「ジュースを定価で買うのは損」お金が貯まらない夫婦に共通する「4つの口グセ」

2.「私のほうが生活費を多く払っている。そっちは少ししか払っていないじゃないか」

こちらは、共働きの夫婦にありがちな会話。

夫婦間で財布を別々にしていると、「自分のほうが多く払っている」ことで言い合いになりがちです。

それなら、現在の収入と支出を洗い出して、出費を分ければすむ話ですが、なぜか文句を言っている人もその提案はしません。

きちんと分けると、自由に使えるお金が減る可能性があるからです。

このような「自分のほうが多く払っている」というセリフが出るときも、多くの場合は相手を責めることで、自分を正当化しようとしているだけ。前向きな話をしようとしているわけではないのです。

3.「お金がないから、旅行ができない」

「お金がないから、○○できない」とグチを吐く人がいます。

夫婦の場合は、どちらかではなく、2人揃って言うことが多いと感じます。

しかし、そういう口グセがある夫婦は、お金が貯まりにくいといえます。「お金がないと何もできない」と自分自身に言い聞かせているだけで、貯める工夫を放棄しているからです。

それに対し、お金が貯まる夫婦は「お金がないから、別のことをしよう」と言います。

すると、「お金がないから(旅行ではなく)テントを買って、デイキャンプをしよう」というように、アイデアを出して楽しむようになります。こういうタイプは、出費についても工夫できるので、結果的にお金が貯まる仕組みを作っていくことができるのです。

4.「1年間で100万円貯めなくてはいけない」

例えば「100万円貯めなくてはいけない」という口グセがある人も、お金が貯まりにくい傾向があります。一見、ストイックのようですが、途中で挫折する人が多い印象です。

おそらく、自分で自分を勝手に追い込むあまり、日々の節約がイヤになってしまうのでしょう。

お金が貯まる人はムリのない範囲で貯金に取り組みます。

だから息切れすることなく、お金が貯まるのです。以上のような口グセや物言いを続けていると、いつまで経ってもお金が貯まりません。

心当たりがある人は、今日からでも直しましょう!

 

横山光昭
家計再生コンサルタント・ファイナンシャルプランナー・株式会社マイエフピー代表取締役/1971年、北海道生まれ。1999年、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。2001年、札幌で横山エフピー事務所を開業。2008年、株式会社マイエフピー設立。2009年には「年収200万円からの貯金生活宣言」を出版し、ベストセラーに。 2013年、拠点を東京都へ移す。お金の使い方そのものを改善する独自の家計プログラムで、問題の抜本的な解決や確実な再生を目指し、個別相談・指導には高い評価を得ている。これまでの相談件数は、2万6000件を突破。著書は181冊、累計発行部数は397万部。テレビやラジオなどの出演も多数。

※本記事は横山光昭著の書籍『収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる!』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)から一部抜粋・編集しました。
PAGE TOP