【本作を第1回から読む】夫婦の会話に「お金が貯まる」ヒントあり! お小遣い額と夫婦の性格の「深い関係」
『収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる!』 (横山光昭/発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)第3回【全7回】
あなたはパートナーと家計について話し合っていますか? 必要だと思っても、お金の話題になると話しにくい方もいるのではないでしょうか。家計再生コンサルタントとして、2万6000件以上もの家計相談を受けてきた横山光昭氏の著書『収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる!』には、そんな状態の家計を改善するノウハウが詰まっています。自分に合った家計改善方法は何か、日常を振り返りながらチェックしていきましょう。
※本記事は横山光昭著の書籍『収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる!』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)から一部抜粋・編集しました。
お金が貯まらない夫婦に共通する「言ってはいけない」口グセ
お金が貯まる夫婦になるには、どうしたらいいでしょう? そのためには、逆に、お金が貯まらない夫婦の言動に注目してみるのもひとつの方法です。2万6000件を超える家計相談をしてきたからこそ見えてきた、貯まらない夫婦に共通する口グセとは?
「定価で買うのは損」という発想がダメな理由
お金が貯まらない夫婦は、似たような口グセがあります。
共働きで収入が多かったとしても、その口グセや言い方をする夫婦はお金が貯まりません。以下、その典型例を紹介しましょう。
1.「コンビニで(定価の)ジュースを買うのはやめなよ!」
飲み物やお菓子など、相手のこまごまとした出費のムダを指摘し、数十円の節約をするように迫る......。家計相談をしている最中に、パートナーに対して、こうした指摘をし始める人がいます。たしかに一理ある主張のように思えます。
しかし、パートナーの細かい出費を指摘する夫婦はたいがい、お金が貯まりません。
その指摘は、本当に貯金ができない問題を解決するためではなく、"相手を責めたてて"自分を正当化するためのケースが多いからです。
言われたパートナーの方もその意図を感じ取りますから、素直に聞き入れようとしません。
「そっちだってムダな出費をしているじゃない?」と反撃し始めることも。そのうちケンカになり、お金を貯める話し合いは一切なく終わる、というパターンです。