やりくり上手には「多めに渡す」とうまくいく
小遣いでまかなう範囲と金額は、パートナーのキャラクターに合わせて変えてもいいでしょう。
例えばやりくりが苦手なパートナーは、まとまったお金を渡してもうまくやりくりができず、ムダ遣いしがち。
そういう場合は、「昼食代と遊興費だけを小遣いでまかなってほしい」「スマホの通信料は生活費で」というように、範囲を減らしたほうがいいでしょう。
やりくり上手なパートナーなら、「スマホの通信料も小遣いから払って」と範囲を広げて、その分、金額を増額して渡したほうがいいかもしれません。
すると、通信料の安いスマートフォンに替えたり、クーポンを活用したり、と工夫するようになります。家計にとってもいい影響が出てくるでしょう。
個性によってもやり方を変えることで、より納得のいく小遣いの金額が設定できるはずです。
横山光昭
家計再生コンサルタント・ファイナンシャルプランナー・株式会社マイエフピー代表取締役/1971年、北海道生まれ。1999年、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。2001年、札幌で横山エフピー事務所を開業。2008年、株式会社マイエフピー設立。2009年には「年収200万円からの貯金生活宣言」を出版し、ベストセラーに。 2013年、拠点を東京都へ移す。お金の使い方そのものを改善する独自の家計プログラムで、問題の抜本的な解決や確実な再生を目指し、個別相談・指導には高い評価を得ている。これまでの相談件数は、2万6000件を突破。著書は181冊、累計発行部数は397万部。テレビやラジオなどの出演も多数。
※本記事は横山光昭著の書籍『収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる!』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)から一部抜粋・編集しました。