「お金がない」が口グセの友人。20年ぶりに会ったときの会話で気付かされたこと

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『金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法』 (三凛さとし/KADOKAWA)第13回【全13回】

物価高騰や円安といったお金にまつわるニュースが毎日のように飛び交う今、お金の不安や苦労を感じている方も多いのではないでしょうか。登録者数45万人超のインフルエンサーであり、15万人以上にコーチングしてきたライフコーチでもある三凛 さとしさんは、収入アップ法がうまくいかない原因は、心の奥に根付いた「お金のメンタルブロック」にあると指摘します。三凛さんが「お金とメンタル」の深い関係についてまとめたのが、書籍『金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法』(KADOKAWA)です。お金が貯まる・稼げる・増やせる体質になり、理想の未来への一歩を踏み出すためのヒントを、この本の中からご紹介します。

※本記事は三凛さとし著の書籍「金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法」から一部抜粋・編集しました。

人は変わりたいと思っても、なぜ変われないのか

「変わりたい」と言ってはさまざまな自己啓発セミナーに参加しつつも、一向に変わらない人がいます。

心の底から変わりたいとは思っていなかったり、変わるために行動することができなかったりなど、理由はいろいろありますが、根本的には「人間は変わりたくない生き物だから」の一言に尽きます。

人間の身体には「ホメオスタシス(恒常性、現状維持機能)」という働きがあります。ホメオスタシスとは、私たちが体の外部や内部から変化を受けた場合でも、体温や免疫などの状態が一定に保たれるしくみのことです。

ホメオスタシスの働きは脳がつかさどっているので、当然、メンタル面でも同じように機能します。

脳からすると、あなたの生命を維持するために「変わらないこと」が一番なので、無意識のうちに変化を拒んで同じ状態でいようとする心理が働くというわけです。

先日、いかに「人は変わりたがらないか」を痛感させられる話を聞きました。

知人と約20年ぶりに「久々に食事でもしましょう」ということになったとき、驚きの発言があったというのです。

知人は昔から旅行が好きで、「夫婦二人でしょっちゅう旅行に行くから全然お金が貯まらないの。家を買うお金もなくて」が口癖だったのだとか。ところが20年ぶりの会話でも、「本当にうちは貯金が全然できない家なの。旅行が好きだから。老後資金どうしよう......」という言葉が出てきて、あっけにとられたそうです。

口では「貯金ができなくて困る」と言いながら、まったく行動を変えるつもりがないし、それほど困ってもいないと感じた、と話してくれました。少し極端な例ですが、おそらく「お金がない」という人は似たり寄ったりの言動をしているはずです。

変えたくない・変えられないのは、メンタルブロックによって今の生活パターンに安住し、将来を考えることを後回しにしているからです。

あなたにも「変えたくない何か」はありませんか? この機会にぜひ考えてみてください。

 
※本記事は三凛さとし著の書籍「金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法」から一部抜粋・編集しました。
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