「おかんならもっと醤油がきいてる」頑張ってもおふくろの味にはかなわない

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:つよぽん
性別:女
年齢:38
プロフィール:2児のママです。料理の味付けにうるさい夫にイライラ。さらに義母と比べられるのがストレスです。

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今から10年前、夫が30歳、私が28歳のときに結婚した私達。ラブラブなはずの新婚生活ですが、現実は違いました。今まで見えなかった価値観の違いを感じるなど、モヤモヤすることが多くありました。

なかでも一番モヤモヤしたのが「料理の味付け」について、夫からあれこれ言われたことでした。私はあまり料理が得意ではありません。それでも一生懸命に料理を作りました。夫に「おいしい」と言ってもらえるよう、頑張ったものです。

しかしお世辞でもなかなかおいしいと言わないのが夫。さらに「おかんならこう作る」と、義母と私を比べるのです。義母は当時51歳。料理が得意で、料理教室へ通うほどの腕前でした。そんなキャリアの異なる義母と私を比べるなんて......。本当にヒドイ話です。

結婚して10年が経過した今鮮明に覚えているのが、初めて豚バラ大根を調理した日のことでした。私的には上手に味付けできた!と自信満々で、これならきっと夫から太鼓判がもらえるだろうと期待していました。ドキドキしながら夫が食べるのを見ていると「うーん、甘すぎる。おかんならもっと醤油がきいている」と、またもや義母が作る豚バラ大根と比べられました。

母の手料理を毎日食べてきた夫です。違う家庭の味付けだと、違和感があるのかもしれません。というのも、私も同じことが言えるからです。義母の料理は味が薄すぎると感じ、正直おいしいと思えませんでした。しかし人がせっかく一生懸命に作った料理。比べるのはやめてほしいと思いました。


そしてこの日、たまたま同居する義母も同じ豚バラ大根を作っていました。偶然すぎるできごとでしたが、追い打ちをかけるようにショックなことがありました。義母はたくさん作ったからと言って、豚バラ大根を持ってきてくれたのです。夫は義母が作った豚バラ大根を「うまい!」と言いながら、頬張っていました。私が作った豚バラ大根も食べてくれましたが、こんなにおいしそう食べてはくれませんでした。
夫はやっぱり義母の料理が一番なのだろうな......。なんだか一生懸命作っている自分が嫌になってきました。こんなちっぽけなことで、ストレスを感じるなんて......。甘いはずの新婚生活でしたが、料理をすることだけは億劫でなりませんでした。いっそのこと義両親と同居しているし、義母の料理を毎日食べたら!?と怒鳴りたいほどでした。

私の母は甘めの味付け、義母は甘さを控えた味付けでした。どちらの家庭の味付けに寄せるのか......当時ずいぶん悩みました。ですが現在、私の料理は夫好みの甘さを控えた味付けになりました。最初は私が作る料理に、文句を言わず食べてもらいたい!と思っていましたが、やはり「おいしい」と言ってもらえることが一番だと思ったからです。結局は義母の味付けを引き継いだ私。いまでは義母の料理と比べることは少なくなりましたが、たまに義母の料理を食べるときの夫は本当に美味しそうに食べています。いくら頑張っても、おふくろの味にはかなわないとつくづく感じています。

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