<この体験記を書いた人>
ペンネーム:くわりん
性別:女
年齢:49
プロフィール:海外旅行の好きな独身OL。
実家の田舎での近所付き合いを、本当に面倒に思っています。
単身者の私は、普段は関東で暮らしているため、近所付き合いなんて皆無です。近所付き合いがあるとすれば、同じマンションの人とすれ違うくらい。
それが年に何度か帰省する実家では、私が帰省していることを知っているからなのか、何かと実家にやってくる人がいます。回覧板や、いただきもののお裾分けなど持ってくることを口実に、話をしたがるのです。
最初の頃は、近所の人ということもあり話を聞いていたのですが、毎回となるとこちらの方もうんざり。これはもう単に「噂話が好きで、それをほかの家に行っていいふらす人」としか思えません。そしてまさにそのとおりでした。
以前しつこく聞かれたため家賃の金額を話したことがありました。単身者用マンションの平均的な相場なのですが、金額だけを聞いた近所の人は、私が相当な給料をもらっていると勘違いしたのです。
確かに私の実家近辺でいうとファミリー向けのマンション以上の家賃になるので、金額だけを聞いたら誤解するのかもしれません。ただ普通の人なら、家賃金額から推定して、給料を○○円はもらっていると他人に言いふらしたりはしません。しかもその金額は、その近所の人が都合のいいように出した金額で、私の実際の給料とはかけ離れていました。
家賃の金額と近所の人が推定した私の給料だけが一人歩きして、「○○さんのお嬢さんは、給料を○○円もらってて、すごいところに住んでるらしい」ということになったようです。この噂話がまわりまわって両親の耳に入り、私へと届きました。さすがにこの噂話にはビックリしました。想像力豊かというか、暇な人もいるものだなと......。
もちろん我が家の噂話にとどまらず、逆に近所の人の噂話を聞くこともあります。
「最近、○○さんの家の2番目の娘さんは子どもと一緒に帰ってきてるみたいだけど、離婚したのかもね」と。噂話によると、夏休みや冬休み以外の学校に行く時期に実家に戻ってくるのはおかしいということと、最近購入した新車が、嫁ぎ先のナンバープレートではなく実家のナンバープレートであることから推測したようです。たとえそうだとしても、ここまで深読みされるとさすがに怖くなります。
こんな調子で、回覧板やいただきものを持って来るときに、噂話のネタを拾っては、それを近所に言いふらすのが、私の実家の近所では日常です。
最近は、私が噂話のネタ元にならないように、実家に帰省するときには夜遅く暗くなってから帰るようにして、自宅に戻るときは朝早く出て、帰省していることがわかないようにしています。田舎の近所付き合いは、いざという時に助けてくれることも多いですが、噂話だけは勘弁してもらいです。
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