大好きなじいちゃんの位牌の前で寝ていた愛犬。そして3カ月半後、後を追うように.../キッチン夫婦

こんにちは。ブログ『キッチン夫婦』を運営しているべにゆうです。

【前回】サービス内容は?費用は?想像以上に大変だった父の「介護施設」選び

大好きなじいちゃんの位牌の前で寝ていた愛犬。そして3カ月半後、後を追うように.../キッチン夫婦 pixta_110366694_S.jpg

母が 「犬いないのか..」とつぶやく。

私が記憶する限り、うちには何十年もずっとワンコがいた。

それが昨年12月に愛犬クリが亡くなり、うちでは今たぶん初めてワンコがいない生活の1年目を送っている。

亡くなった人やペットがよくいた場所はその姿をすぐに思い起こさせる。

いい思い出もそうだけど、いない寂しさや辛さもまた同時にやって来る。

父と相棒のクリがいた茶の間の定位置。

「なんでクリまでいないの?」とまだ心の中で繰り返し言う。

私の場合、父との別れはなんとなくというか、どちらかと言うと時間と共に消化できてきている気がする。

だけれどクリの場合、少し違った感情を持っている。

表現ができない。

クリ、お年寄りだったけど「若く見えるね」と前回の予防接種の時に先生に言われていたし、 最近までたくさん食べて元気に散歩していたのに。

17歳くらいになっていたので、寿命と言えば寿命だろうけども、父が亡くなり約3カ月半後のことだった。

"後を追うように..."と感じた。

そういうことがあるとは聞いていたけど、あった。

クリのじいちゃん(父)のお葬式が終わって位牌が自宅に帰って来てからは、数日間クリは仏壇の前の座布団に寝ていた。

それまで仏壇のある部屋にはほとんど入ってこなかったので、異変だった。

やっぱりじいちゃんのこと何か伝わっているのなとか、そんな話をし心配していた。

それでも元気に食べて散歩もしたので、大丈夫かなと思っていたけれど、父の49日を過ぎてから極端に弱ってきたのが目に見え、あれっと思った。

歩けなくなり起き上がりも難しくなり、食べても吐いてしまうようになり、寝たきりだったのは3週間くらい。

その間、私は父のことをなおさら思い出しながら世話をしていた。

本当は父にはクリのことを見届けてほしかった。

先にこの世を去るのもどっちも辛いだろうけど。

クリは16年ほど前にうちの近所をウロウロしていたところ、散歩していた父について来て保護した子。

目が"クリっ"としてかわいいいし立派な首輪をしているし、きっと飼い主さんが探しているに違いないと確信を持って手を尽くして探したけど、見つからず、我が家のワンコとしてお迎えすることになった。

3月11日の震災の日、父と一緒に茶の間でお昼寝をしていたクリ。

父は無傷だったけど、クリは飛んで来た飾りものが頭に当たって怪我をした。

その怪我はちょっとした傷で済んだものの、地震にすっかりおびえている姿を見てかわいそうだと父が寝室に連れて行き一緒に寝るようになった。

それからはいっそう父にベッタリになった。

父を見かければ、側にはクリが必ず一緒にいると近所の皆さんも知っていた。

そのクリ、一番の大切な人が入院してしまい、いなくなり寂しかっただろうな。

"じいちゃん全然帰ってこないな、いないな"と思っていただろうな。

父とクリをもう一度会わせたかった。

"じいちゃんはクリに会いたいと思って、ちゃんといたよ"と一度見せたかった。

それもあって、私は愛犬も面会に連れて行ける施設を探した。

退院したら次の日にクリも連れて行きたいなと計画していたが、叶わなかった。

夫が「お母さん寂しいのは間違いないし、お母さんのためにもまた犬飼ったほうがいいいよ。早く見つけてきてあげなよ」と言う。

「いやいやいや、 私も飼いたいけど色々どうかな?って思っちゃうんだよ」と話す。

夫がうちの母のことを心配してそう言ってくれるもありがたいし、正直私の方が犬猫を大好きな自信がある。

すごーく飼いたい。

だけどまたそれ以上に、自分たちの年齢でこれから飼って大丈夫なの?って まず考えて心配になり決められないでいる。

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たっぷりきのこソースの鶏むね肉焼き

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材料(3人分)

鶏むね肉...3枚

しめじ...1パック

マッシュルーム...12個

玉ねぎ...1個

塩、こしょう...各適量

オリーブ油...大さじ2

バター...大さじ2

にんにくみじん切り...大1かけ分

赤ワイン...150cc

☆ソース分

トマトケチャップ...大さじ4

しょうゆ...大さじ1

塩、こしょう...各少々

作り方

(1)鶏肉は、余分な脂と皮は取り除く。塩、こしょうをふって手でもみ込んで、10~15分おく。

(2)マッシュルームは4つに切る。しめじはほぐしておく。玉ねぎは薄切りにする。

(3)フライパンにオリーブ油を熱し、(1)の鶏肉を焼く。お蓋をして、弱火にし5分程度蒸し焼きにする。お皿に盛る。

(4)同じフライパンにバターを溶かし、玉ねぎとにんにくを炒める。玉ねぎがしんあんりしたら、(2)のきのこ類を加えて炒める。

(5)ワインを加えて強火にし煮立たせる。汁が半分の量になるまで煮詰めて、ソース☆を加えて混ぜる。お皿に盛っていたたお肉にかけて出来上がり。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

キッチン夫婦・べにゆう

夫と2人で始めたブログの名前が「キッチン夫婦」です。料理や食べ物、食卓やキッチン関係のことを夫婦で話をして、そのことをブログに書いていけたらいいね、ということで始めたブログだからです。妻の私が記事を書いていますが、夫は記事にするアイディアを考えたりイラストを担当。その夫、私と結婚前の8年間ほど、シングルファザーで息子を育てていました。そして今年息子が就職で家を離れた。夫はさぞかし「息子ロス」になってしまうのではないかと心配されましたが、無事に乗り越えてきているように見える。その様子を見守りながら、コロナ禍のさなか夫が立ち上げた新規事業を手伝うべく、様々な発見と困惑に直面しながら日々奮闘中です。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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