「 パート全員解雇」のはずが、一人だけ雇用継続された同僚。時給UPまで勝ち取った「手口」<前編>

「現在47歳の私は、2人の息子を連れ、現在の夫と結婚して、8年になります。先日、パート先の業績不振により、パート全員の解雇が言い渡され、現在就活中です。そんな中、元同僚のAさんが一人だけ雇用され続けていると聞かされたんです。一体なぜ!?」

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■「うちはお金がないの」と不安を吐露していたAさん

先日、経営不振のため事務のパートさんは全員辞めてほしいと通達があり、私は他のパートさんより一足先に退職しました。

ですが、その後ひと悶着あったようで、パートのAさん一人は残ることになっていたのです。

以前からAさんは「パートリーダーのTさんが辞めた後では仕事がわからないから、Tさんがいないのなら辞める」と何度も繰り返し言っていました。

「Tさんがこなしている仕事を全部把握していないし、今でも聞かないとわからないことばかりなのだから不安だし......」などなど何回言ったのか数え上げたらキリがないくらい、私と会うたびに言っていたのです。

ですが、Tさんが辞めることになり、当然同じく退職すると思われていたAさんは、会社の責任者から「辞めなくてよい」と言われたそうなのです。

そう聞いたとき、Aさんの今までの言動を思い出しました。

前々からAさんは辞めた後の就職活動がとても不安だと言っていて、「うちはお金がない。子どももまだ小学生だからこれからどんどんお金がかかる。だから働かないと生活が成り立たない。本当は働きたくないんだけど」と、辞めたくないけど辞めなければいけない状況に対してイライラしている場面が多く見られました。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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