「社会問題になっているあおり運転。まさか、私と母が被害に遭うなんて...! しかも、その相手というのが、まさかの人でした」
■あおり運転の被害に。ミラー越しに見えたのは...
実家の母と私の車で近所のスーパーでお買い物に行き、帰路につこうとしたときのことです。
駐車場の通路でハザードをつけたまま、止めている車が目に入りました。
通過できないほどの狭さではなかったのですが、なんとなくいや~な予感がしたのでしばらく待つことに。
「早く行ってくれないカナ~」と思いつつ待つこと約5分。
しかし、一向に動く気配がないので仕方なく横を通過することにしました。
相手の車が急に動くと危ないと考え最徐行で進んだところ、難なく通過です。
「とりこし苦労だったカナ」とすっかり安心した私は出口付近で信号待ちをしていました。
すると、先ほど通路でとまっていた車がスゴイ勢いで追ってきて、追突寸前のところで急停止。
車の窓から怒声を浴びせ始めました。
それらの内容から、通過したのが気に障ったことが分かりました。
私はさっそく車をロック。
ミラー越しに相手の顔を見るとそこには見覚えのある顔がありました。
よくよく見るとその人は実家のご近所さん。
70代後半くらいに見える男性で、会話こそしたことはないのですが、顔を合わせる度にごくごく普通に挨拶をかわす人なのです。
一瞬人違いかと思いましたが、その人の乗っている車には少々特徴があって、その点が完全に一致していたことで「コレは間違いない」と確信したのです。
「厄介なことになったな」と考えていると、信号が青に変わったので無視して進みました。
このまま終わればいいのにとの願いもむなしく、相手はとってもしつこかった。
追いかけてきてあおり運転の開始です。
ブーブーとクラクションを鳴らしながらくっつく離れるの繰り返し。
ご丁寧に信号でとまるたびに怒声を浴びせてきます。
ですが、幸いなことに私が走っていたのは40キロ制限の一般道路で、しかも交通量がとっても多い場所。
前に割り込まれる心配はなさそうかなと。
それより心配なのは後部座席の母のことでした。
万が一にも追突されるとケガさせてしまいます。
そこで仕方なく車を超スローダウンに。
進行方向には交番がありますので、そこまでの辛抱です。
信号で止まるたびに怒声を浴びせられながらも気にせず進むと、ほどなく交番付近に到着しました。
交番の前には運よくパトカーが止まっていたため、「コレは中に警官がいるかも」、そう安心したその瞬間、相手はおもむろに左折してどこかへ行ってしまいました。
いつもならそのまま交番に行き、事の顛末を伝えて対処してもらうのですが、相手は実家のご近所さんですし証拠映像もありません。
一旦はそのまま帰宅して様子をみることにしました。
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