車の窓から怒声を浴びせ続けた「あおり運転の主」。その後、顔を合わせたら...えええ!<前編>

「社会問題になっているあおり運転。まさか、私と母が被害に遭うなんて...! しかも、その相手というのが、まさかの人でした」

車の窓から怒声を浴びせ続けた「あおり運転の主」。その後、顔を合わせたら...えええ!<前編> 24.jpg

■あおり運転の被害に。ミラー越しに見えたのは...

実家の母と私の車で近所のスーパーでお買い物に行き、帰路につこうとしたときのことです。

駐車場の通路でハザードをつけたまま、止めている車が目に入りました。

通過できないほどの狭さではなかったのですが、なんとなくいや~な予感がしたのでしばらく待つことに。

「早く行ってくれないカナ~」と思いつつ待つこと約5分。

しかし、一向に動く気配がないので仕方なく横を通過することにしました。

相手の車が急に動くと危ないと考え最徐行で進んだところ、難なく通過です。

「とりこし苦労だったカナ」とすっかり安心した私は出口付近で信号待ちをしていました。

すると、先ほど通路でとまっていた車がスゴイ勢いで追ってきて、追突寸前のところで急停止。

車の窓から怒声を浴びせ始めました。

それらの内容から、通過したのが気に障ったことが分かりました。

私はさっそく車をロック。

ミラー越しに相手の顔を見るとそこには見覚えのある顔がありました。

よくよく見るとその人は実家のご近所さん。

70代後半くらいに見える男性で、会話こそしたことはないのですが、顔を合わせる度にごくごく普通に挨拶をかわす人なのです。

一瞬人違いかと思いましたが、その人の乗っている車には少々特徴があって、その点が完全に一致していたことで「コレは間違いない」と確信したのです。

「厄介なことになったな」と考えていると、信号が青に変わったので無視して進みました。

このまま終わればいいのにとの願いもむなしく、相手はとってもしつこかった。

追いかけてきてあおり運転の開始です。

ブーブーとクラクションを鳴らしながらくっつく離れるの繰り返し。

ご丁寧に信号でとまるたびに怒声を浴びせてきます。

ですが、幸いなことに私が走っていたのは40キロ制限の一般道路で、しかも交通量がとっても多い場所。

前に割り込まれる心配はなさそうかなと。

それより心配なのは後部座席の母のことでした。

万が一にも追突されるとケガさせてしまいます。

そこで仕方なく車を超スローダウンに。

進行方向には交番がありますので、そこまでの辛抱です。

信号で止まるたびに怒声を浴びせられながらも気にせず進むと、ほどなく交番付近に到着しました。

交番の前には運よくパトカーが止まっていたため、「コレは中に警官がいるかも」、そう安心したその瞬間、相手はおもむろに左折してどこかへ行ってしまいました。

いつもならそのまま交番に行き、事の顛末を伝えて対処してもらうのですが、相手は実家のご近所さんですし証拠映像もありません。

一旦はそのまま帰宅して様子をみることにしました。

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