2匹の黒猫、女の子のスミちゃん、男の子のアヤちゃんと暮らすアラフィフのフニャコです。
【前回】「褒めて伸ばす」は猫にも通用する!? 愛猫の一挙一動をとにかく褒めまくる母がすごい!
猫はマイペースだとか、気ままだとかよく言われます。
「こっちへおいで」という言葉を理解しているけど、そういう気分じゃないと来なかったり。
撫でてほしいとやってきても撫でる時間が長すぎたり、希望の撫で方じゃないと噛んできたり...。
理不尽だ! と思うことももちろんあります。
しかしそのマイペースさも魅力であるということを猫好きフニャコが語りたいと思います。
スミちゃんはひとりで居たい時は呼んでも絶対来てくれません。
でも自分の食事の要求は私が応えるまで根気強く訴えてきます。
すさまじい熱量です。
そして食事が終わり、目的を達した後はこちらに目もくれません。
甘えたい時にはグイグイゴリゴリ甘え、そんな気分じゃない時は取りつく島もありません。
女の子にこういうタイプは多いそうですが、まさにマイペース。
ザ・猫! といった行動です。
一方のアヤちゃんは少しタイプが違い、人によって態度が違います。
態度に表れる『好き』具合、それはもう清々しさすら覚えるようなあからさまな温度差。
これが学校の先生の態度なら毎日のように苦情が来ることでしょう。
退職を免れないレベルの贔屓です。
アヤちゃんは、娘>夫>私
猫はお世話してくれる人を必然的に好きになる...という私の考えを変えたのはアヤちゃんです。
小さい頃から私ではなく娘のことが大好きでした。
そんなアヤちゃんですが、娘に対してつれない態度の時も多いといいます。
まさか! にわかに信じがたい話です。
全身で「好き」を表し、私と娘に対する態度が別猫すぎるアヤちゃんがそんな態度をとることがあるなんて。
娘とアヤちゃんの関係は私が知らないことが多すぎて驚くことばかりです。
娘にべったりイメージですが、そういうわけでもないらしい。
近くには居たいけど、アヤちゃんの顔の近くに娘の顔があるのは嫌がるそうです。
顔を近づけると、何もせずじっとしていても100%去っていくそう。
自分の居たい場所に居たい体勢で。
大好きな娘であっても忖度はしないのが猫らしいです。
そういえば私には甘えた姿を1ミリも見せないアヤちゃんですが、寒い時期は暖を取りに毎日のように私の足の間にやってきます。
足が痺れるともぞもぞ動く娘の足より、トイレに行きたくても唇を噛み締めて我慢をし、ピクリとも動かずベッドに徹する私の足の方が寝心地は良いのでしょう。
大好きな娘より快適なベッドを選ぶようです。
嫌な時は忖度なく露骨に態度に出し、甘えたい気分の時は人間に寄ってきて、そうじゃ無い時は去っていく...。
その気持ちの赴くままに行動する自由さに羨ましさすら覚えます。
また、そういった態度の落差が大きいからこそ甘えてきてくれた時の嬉しさも倍増です。
個体差が大きいので中には遠慮する子も居て、それはそれで可愛さの方向も違いますが「遠慮しなくていいんだよ!」と遠慮しない環境を作ってあげたくなります。
遠慮せずのびのび過ごしてほしい。
私は人間に対して気を遣ってくれているのを感じると、こちらも余計な気を遣ってしまって勝手に疲弊するタイプなので、猫のこのマイペースさこそが癒しになっている部分があります。
「従順」から程遠い猫ですが、このマイペースさこそが魅力の1つかもしれません。
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