皆様こんにちは、『ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記』の管理人"くるぴた"です。
ここでは昔、結婚生活中に起こった「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。
【前回】「誕生日を祝ってくれる身内もいない孤独老人同士だし...」元夫からのお誘いが失礼すぎる/くるぴた
去年の暮れに自分の財布を新調しました。
毎年必ず交換する、という訳ではありませんが、擦り切れたり、ファスナーの調子が悪くなったら買い換えます。
大体数年は使うことが多いけれど、去年の財布は使っていて不便だとを感じる要素が多かったので、1年での交換です。
財布に無理をさせるのも良くないけれど、自分が我慢して使うのも、また違う気がするからです。
去年使っていた財布はカード入れの部分がとてもきつくて、ポイントカードなどを出すときにいちいち難儀をしました。
ファスナーも周囲を噛みやすく、毎日の事なのでストレスを感じていたのです。
あくまで個人的な意見ですが、使いやすい財布を持っていると、お金の流れがスムーズになるような気がします。
それで、ふと思い出したのが、元夫の財布。
彼の財布は、付き合いだして初めて見た時から、すでに年季が入っていました。
そして元夫は長い夫婦生活の期間を経て、もう一緒にいるのが無理になって別れる間際にも、ずっと同じ、その財布を使っていたのです。
おそらく20年以上は使っていたのではないでしょうか。
デザインはごく普通の、黒い二つ折りのもの。
本皮なのか合成皮革なのかは覚えていませんが、ズボンの後ろポケットに財布を入れる人だったので、ひしゃげたような癖がついていました。
最後に見た時には、端の方の表面が擦り切れて、ベージュのような素材本来の色になっていたのを覚えています。
時を経て味が出た、という類のものではなく、普通にボロボロです。
ただ、私が元夫の財布を目にした回数は、普通の夫婦と比べて、とても少ないと思います。
それは彼が、普段は自分の財布を私の目につかない場所に、用心深く隠していたからなのですが。
中にお金が入ってないからなのか、それとも私に見せたくない大事なモノが入っていたのか。
単に財布を誰かに見られるのが嫌なだけなのか。
別にその辺に置いてあったって、わざわざ中身を見たりしないのにと、憤慨したこともあります。
私が漁るのは元夫がごみ箱に捨てた郵便くらいです。
それもどうかと思うけれど『さすがにこれを捨てられたら困る』と思うものがちょくちょく捨てられていたので......
話は逸れましたが、やはり、財布は少なくともボロボロになる前に買い替えるべきだったのではと、今も思います。
タバコを吸ったり、酒を飲んだり、ゲームソフトを買うよりも、まずは最低限の身だしなみ。
スーツのズボンの裾が擦り切れたり、コートがボロボロな時はこちらで繕ったり買ったりしたのですが......
生活費のほとんどをこちらの収入でギリギリ賄っていると、靴のような、本人がサイズを合わせなければならない物や、財布などの本人の好み、特にデザインが求められるものまでは、手が回りません。
ブランド物じゃなくてもいいのです。
安くても機能性が高く、しっかりした真新しい財布というのは気分がいいもの。
何となく財布にお金を入れたくなって、間接的に仕事にも身が入るのではないかと思うのですが。
逆に薄汚れて、擦り切れた財布を使っていると、何かの支払いで財布を取り出した時も、何となく気が退けてしまいます。
元夫は妙なところでプライドが高い人なので、人前であの財布を取り出すたびにストレスを受けていたような気もしました。
結婚生活も後半になると、ズボンのポケットに直接お金を入れていたことも、よくありました。
もう60代ですし、毎年必ず買い替えろとは言いませんが、最低限、人前に出してもおかしくない程度の財布を持った方がいいはず。
あの人は、今もあの財布を使っているのでしょうか。
再就職をしたという話も聞こえてこないし......
確証はありませんが、まだ使っているような気がするのです。
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