皆様こんにちは、『ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記』の管理人"くるぴた"です。
ここでは昔、結婚生活中に起こった「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。
【前回】金がないからと仕事用の携帯を解約する夫。営業先に自宅の電話番号をばらまかれ...
人生最大の失敗だった、かつての結婚生活。
今は離婚した元夫が、当時かたくなに認めなかったことが一つありました。
それは『自分が水虫であること』。
状況証拠から言えば、どう考えても元夫は水虫だったとしか思えないのです。
よくある症例写真で見るような、湿ったタイプの症状ではなかったけれど、かかとがすごくガサガサで白っぽく、泥が乾いた時のようにひび割れていました。
ネットで調べてみても、乾燥タイプの水虫のようです。
時折、足の裏や指をかきむしる様子も見かけましたから......
本人にいくら言っても 「別に、家ではずっと素足でサラッとしてるし、どこもジュクジュクしてないし、水虫じゃない。歳で乾燥するようになっただけだ」 と言い張るばかり。
ですが、こちらとしては、その「家ではずっと素足」というのが、困り物なのです。
これが伝染しない症状なら、まだ黙って見過ごすこともできました。
しかし、一緒に暮らして一年も経たないうちに、私のかかとも白くカチカチになってひび割れてしまい、恥を忍んで皮膚科に行くと、案の定、水虫でした。
独身時代にはあり得なかったのに......
しかも、その後、事情があって猫を迎え入れたのですが、その猫のお腹までがハゲてきてしまったのです。
動物病院の先生の話では、人間の白癬菌には猫も感染してしまうのだそうで......
症状に個人差はあるかもしれませんが、私の場合、かかとはそれほどかゆくないのですが、かかと以外は足の裏全体に、皮膚の奥の方から痒みがくるような感覚があり、かいても届かない歯がゆさがありました。
なんとか対策しようと、バスマットなどは毎日取り換えていたし、床に掃除機も掛けていましたが、猫がいるのでアルコールのスプレーまでは使えません。
せめて、元夫にはスリッパを履いてもらいたかったのですが、当時の自宅の床は水回り以外、ほとんどがカーペット敷き。
「スリッパを履くと起毛が寝るから」 と、元夫は私にまでスリッパを使わないように言ってきます。
なのに、ずっと水虫の足で、家中をうろうろする元夫......
どうしようもありませんでした。
夫が水虫になった原因はいくつも考えられますが、最大の原因は、元夫が履く靴。
彼が通勤に愛用していたのは、ショートブーツでした。
春夏秋冬、どんなに暑くて、足が蒸れそうな季節でも、です。
しかも、何足か持っているブーツを履き替える訳ではなく、常に同じ一足だけを履き続けます。
靴底が擦り減って、どうしようもなくなると買い換えますが、今度は買い換えた靴を、毎日毎日履き続けます。
連日酷使されている元夫の靴は、買って2、3カ月もすれは、もうくたびれた感じを醸し出していました。
それでも一足あたり、2、3年は履き続けます。
「お金を出すから靴を買い替えて欲しい」とか「皮膚科に行って欲しい」などと、何度言ったか分かりません。
そんなときの元夫の言い分は、こんな感じでした。
「あれは、オレが毎日働いて苦労している証明のようなものなのに、それを否定するのか?」
「そんなにオレを水虫にしたいのか?」
苦労の証明なら、靴のくたびれ具合よりも、せめて自分の食い扶持だけでも家計に入れることで証明してくれればいいのに......
離婚してしばらくすると、猫のハゲが治り、私の足のかかとも、ややカサつくくらいで、以前のような、陸亀の甲羅のようなヒビ割れは消えていました。
人が一緒に暮らす上で『話し合いにならない』というのは、やはり致命的なものだと思います。
夫婦間のヒビも、双方が治るように歩み寄らない限り、消えないものなのです。
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