私の作品は処分された? 友人同士で「共通の趣味」を持つって難しい...【みなさんの体験記】

「47歳の女性です。仲間内で共通の趣味を探すより、共通の趣味を持つ新しい友人を探したほうがいいのではないか? 約20年前、インターネットで知り合った友人たちと参加した、ある習い事を思い出すたびそんなことを考えます」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■女子会メンバーで「共通の趣味」を探すという謎の企画

2002年頃、インターネットで知り合った友人たち10人ほどで「女子会」をすることになりました。

女子の好きそうな雑貨店を巡ったり、オシャレなカフェで女子トークをしたり...そして「同じ趣味を共有する=習い事を一緒にしよう!」ということになりました。

新しいことにチャレンジするのは基本的に好きです。

しかし、そのときの習い事は、当時20代の私には渋すぎました。

その習い事は、なんと陶芸!

しかも1回きりの体験教室なのに、料金が5000円...若かった私には痛い出費でした。

それでも、女子会メンバーの一部がとても乗り気になっていたのと、他のメンバーから別のアイデアや不満も出なかったので、みんなで陶芸教室へ行くことになりました。

陶芸教室では、お皿を制作することになりました。

形を作って、色を塗るところまでが体験教室でできる内容です。

そのあとの仕上げや焼くところは体験教室の先生がやってくれます。

初めてなのでどんな仕上がりになるかも分からないまま、手探り状態でチャレンジ。

芸術的センスがない私は、おそらく無難に仕上がるであろう制作物を体験教室に託し、5000円の代金を支払って帰りました。

■「作っただけ」に終わった駄作。完成品はどこへ...

そのときの完成品は、21年経ったいまでも見ていません。

また、体験教室に行ったメンバーの中に、その後、陶芸を趣味として続けた人は1人もいませんでした。

共通の趣味にするどころか、誰も趣味にしないまま終わってしまいました。

完成品は、陶芸をやろうと言い出したメンバーが、全員の作品をまとめて宅配便で受け取ったとのことです。

しかし、その後に集まる機会は幾度かあったものの「重たい」などと言い訳され、渡される機会がないまま...。

日々の生活に追われる中で集まりは自然消滅し、当時の女子会メンバーと会うことは全くなくなりました。

私が作ったお皿はいったいどこへ...もしかしたら、預かっていたメンバーに処分されているかも?

いや、むしろ私の駄作など、処分していてもらったほうがいいかもしれません。

ただ、完成品は見てみたかったので、それぞれの家に送ってもらえばよかったと思っています。

そして、仲間内で共通の趣味を探すのも楽しいかもしれないけれど、まずは自分に合った趣味を持ってから、同じ趣味の友だちを見つけたほうがいいのではないか?

当時をそう振り返っています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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